死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

海の匂いがする

 

……人の終いに…

 

近年、人生の締めくくりを自分でプロデュースする人が増えてるけど

日曜日の朝、あるホスピスからロリポップ常務と涼花ちゃんが連れて来た婆ちゃんもそんな一人 ( ̄0 ̄)

 

涼花ちゃんは

「大社長の言ってた通りでした」って言った

 

 

実は土曜日の夕方、意識の戻ったホスピスに入院中の婆ちゃんに呼ばれ私と涼花ちゃんが訪問。

「葬儀で読んで」とラストメッセージを預かって来たんだけど

 

病院のロビーで私が

「あの婆ちゃん今日の夜中に虹の橋を渡るな…」って言ったら

 

『え、そうなんですか?』

「うん、海の匂いがしたから」

 

「ね、ノエちゃん、アレクちゃん…」


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二人とも私の顔を見て「そうだ」ってため息をついたよ

そして翌朝、婆ちゃんは虹の橋を渡った…

 

 

あのね……

もう直ぐ逝くって時、海の匂いのする人が居るんだよ。○臭とは違う

理由は色々言われてるけど良く分からないの

 

ウチの女の子達の殆どが経験あるし、ノエちゃんやアレクちゃんの方が「もう逝くにゃ~」って良く気付いて教えてくれる。

だからなのか看取り犬なんてのも居て……


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(ニッポン放送オンラインより看取り犬 文福)

多分、彼もそんな匂いを感じてるんだよ

 

 

涼花ちゃんは…神妙な顔をしつつもドライゼロを美味しそうに飲みながら


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    『なんか色々あるんですね…』


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まああれだ

 人の数だけ逝き方がある

 

          然もあらん

 

            ……桃子の日誌…