死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ごはん下さい (=^..^=)ミャー

 

……天命…

 

「そう………」

旅立ちを事後了承した。暫く歩いてないから転ばない様に。

橋のたもとで待っていてと伝えて…

 

昨日の役員は22時過ぎ、専務や家族に看取られて虹の橋のたもとへ旅立った

私も病院へ

 

彼はジュリン(専務)の事が大好き。しかしそれを伝えてはいない。でも専務はその気持ちを知っていたよ……

   私達は彼女に掛ける言葉がない

 

 

私達は彼を自宅に送り、家族と専務を残し家を後にした

 

 

「ちょい、タバコちょうだい」

って言うと、保安部の女の子がタバコに火をつけて渡してくれた

 

それを私が深くゆっくり吸いながら

「ゴメンね……徹夜みたいになって」

 

『いえいえ、少しお腹空きましたね、魚肉ソーセージありますよ~』

 

〈こんなのジュリン(専務)に見られたら怒られるな……〉なんて考えながら

ノエちゃんアレクちゃんと皆で車まで食べながら無言で歩く

 

前の方から「ニャーゴ、ニャーゴ!!」とにゃんこの声がして私達の方へ走り寄って来て

 

     「ごはん下さい~!(ノД`)」

 

よっぽどお腹が空いていたのか、デカいアレクちゃんを見ても全然ビビらない

 

  「仕方ない、モモ食わせるニャー」

 

で、ノエちゃんのご飯を分けてあげたら

「ウニャイ~ウニャイ~」って言いながらモリモリ食べてくれる。


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         (イメージ)

 

みんな「クスって(^^)」なり

暗く重たいなっていた空気が軽くなった

 

食べ終わっても付いてくる……

「オマイ、一緒に住むかニャ?」

 

女の子ニャンコは直ぐに総務局のニャンコ達に受け入れられ、動物家族になった

(ウイルス検査陰性、マイクロチップ届け出済み)

 

 

今朝、虹の橋を渡った役員の事で子供達に大きな動揺が広がってる総務局の秩序維持を、お母さん顧問弁護士とアレクちゃんとカールちゃんに頼み、

私は他の復元施行と通夜振る舞いの打ち合わせの為に2ラボの近所にある居酒屋に行った

 

その帰り道

「彼は自分の命が終わる時、怖かったのかな…悲しかったのかな…」ってマリウスに漏らした 

彼女は「そんなの知らん!変な顔すんな!」とバチンと思いっ切り背中を叩かれる

 

マリウスは話題を変える様に

「しかしさ…モモさんにはネコでも何でも集まるよね」

 

『そうだね、でもいいの』

伊達酔狂じゃない、私も助けて貰ったからそれで良いの

 

悲しんだり落ち込んだり……

天命が先にやって来る私に「理」はセンチメンタルに浸り続ける事を許さない

   御神託の対価を払え!!ってね

 

私の頭を太くて大きな手に “ポンポンクシャクシャ”ってされた

 

  悲しくても自信ある笑顔で歩くんだ

 

           ………桃子の日誌…