先日のマリア・キャンディスの話は瞬く間に広がって、本人は照れくさそうにしているけど悪い気はしていない、むしろ喜んでる
そもそも彼女は目立つのが大好きだヾ(^^ )
昨日の夕方………
キャンディと爺ちゃんの話しを聞いた総務局の子供達を車いすの梨子ちゃんが献花に連れてやって来た。(まぁ、どちらが連れてこられたのか分からんけど)
全ての宗教に共通する事がある…それは
「祈り」
そして“祈る人の心”にこそ力があるんだよ
「ももネ~、この人ってなに教~?」
『ああ、キリスト教だよ~』
子供達はポケットから祈りの言葉が書かれた小さな手帳とロザリオを持ち…梨子ちゃんの腕にもロザリオを掛け、膝をつき
主よ、
永遠の安息をかれに与え、
絶えざる光をかれらの上に照らしたまえかれの安らかに憩わんことを。
アーメン
祈りの言葉を読み頭を下げて安寧を祈る
それをノエルちゃんアレクちゃん、そして聖正餐式に間に合わなかった牧師が微笑ましそうに見守った………
子供達の唱えた祈りの文字にも何の力も無い
般若心経
仏教の経典
天津祝詞にも
新旧聖書
コーランにも…
文字の羅列には何一つ力などは無い
それらの経典を唱えながら、故人や世の中の安寧安祥を願い祈る心にこそ力がある。
その力はキャンディの様な偶然と言う奇跡を起こし、安寧を得る行動の糧になるんだ
もし、神と言う存在があるのなら
『目蓋を開け。誰かに自分の人生を預けてはならない。自らの足で立ち、歩むべき方へ進め』と行動する様にと励まし
祈る者が過酷な日々を進んで行けるよう、加護を与え…健やかであれと、その背中を見守り続けてくれる
神々は、人を愛しているのだ。
…………祈りを終えた子供達は
爺ちゃんの枕元でギャーッと奇声をあげてアレクちゃんと遊んでいる
その姿は夕日に照らされて遊ぶ童神……
「みんなーご飯だよ~」
マリア・キャンディが呼んでる
晩ごはんは「鮭のちゃんちゃん焼き」(#^_^#)
さて、皆で楽しく食べよう!!
…………桃子の日誌…