死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

さようなら…震災の呪怨

 

今日から小学生が後輩社長のホーンテッドパレスにやってくる。

 

 

昨日は

徹夜続きの私と専務は休ませて貰ったけど

 

子供を預ける社員が1番多い二つの遺体搬送会社の社長であるロリポップ常務が後輩社長宅で母親達に説明会を行い

お母さん顧問弁護士も立ち合って契約書を交わした

 

 

子供達は6人で、

秩序は…子供達よりも大人数でなければ維持など出来ない。

私達は子供達を舐めてはいない…

 

故に7人の総務局のバイトを含めた女の子達が面倒を見る………

 

 

 

…………………この中に四月から総務局に正規入社する女の子がいる。

 

以前、この記事に書いた東北震災の被災者だ

 

 

『ももさんー、卒業式中止になっちゃった~』と、嬉しいのか違うのか…

良く判らないけど元気いっぱい。

 

 

彼女とはある震災避難所で知り合った女の子で

 

「みんなは地域や東北の復興の役にたちたい」と言っているのに…

あなたは何なの?

と同級生、大人達、老人達に囲まれて責められた経緯がある。

 

 

そんなこんなで

私を頼って逃げるように上京した

 

それ以来、実家とは電話やラインで連絡を取っているけど、帰ってはいない。

当社の奨学制度を使い、仕送りも貰わず、奨学金も貰わず大学を卒業した。

 

 

大学最後の冬休み…

私が『正月三が日を外して一度実家に帰って「折」を付けた方が良いよ』と…  

 

それで就職の報告に帰ったけど、翌日には帰って来た

 

 

「あなたも町はどうでも良いんだね」

「それに何故、葬儀社なの?」

「そんな所辞めて帰って来い!」

 

 

と……祖父母と両親、たまたま会ったクラスメートに言われ……

 

 

『絶対に帰らない!!』

 

 

と言い切ってネカフェに泊まって帰って来た

 

 

その土地の特性かも知れないけど

 

小便臭い『絆』と云う言葉を都合良く使い『同調圧力』と云うよりも

「私達より成功するな!」と云う『呪怨』をかける

 

 

確かにまだ居るね…

殆どの被災者は皆、それぞれ『折』を付け歩き始めたのに…

 

俺たちは『被災者だ!!気遣いされるのは当然の権利だ』そう言って自分の不幸に酔ってるヤツ

 

 

時間も経っているけど

阪神淡路の人間で『俺は被災者だ!可哀想なんだぞ!』と言ってる関西人を見た事が無いかも知れない

 

 

まぁ…何をどう思い、何を拠り所に生きて行こうと私には関係は無い。

 

私は被災地に仕事に行っただけだし、

納税行為で十二分に被災地支援を行ったから…

 

 

ただ、若者の未来の選択肢を『同調圧力』で奪う老人達や、職を転々とする同級生はよろしくない。

特に私に関わる女の子をね………

 

 

でも彼女は

あの日そんな死霊 生き霊の『呪怨から解放された

 


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彼女の震災の体験は、

既に彼女の中で整理され、辛い思い出として人生の『糧』となる

 

 

    もう前だけを見て私達と歩め!!

 

 

 

でも…しかしまぁ…………

このままの親子関係ではあまり良くない…

 

新型コロナウイルス騒動が収まった頃、お母さん顧問弁護士と、親御さんの所へ挨拶に行こうか…?

 

 

         面倒だけどね……