総務局では
誰かの首途(かどで)に切り火を切って送り出す
門出の日には『鯛めし』をヾ(^^ ) - 死体を愛する小娘社長の日記
殿方がギャーッと云う女の会社で…労働の対価を得ると云う事 - 死体を愛する小娘社長の日記
今朝……
現場代理人の女の子が
専務の「首途(かどで)の切り火」と
子供達に見送られ
笑顔で帰って行った………
……………私は昨日も徹夜で…
総務局に朝ごはんを食べに行くと、
現場代理人の彼女がテーブルで、小さな手紙を涙ぐみながら読んでいる。
専務が作ってくれるお弁当には
時々、子供達からの小さな手紙が入っていて…
荒みきった私の心を、いつも浄化してくれる
彼女のお弁当にも子供達は手紙を入れた。
「おねーちゃん頑張れ!!」
最初は何だろうと思ったけど、
だんだん楽しみになって、入ってなかったらどうしよう…と不安になったり。
嬉しくて泣きそうになっていたら
同じ受講者に「大丈夫?」と声をかけられたり……
なんか…どうでも良かった感じだったのに、この子供達の期待に応えなければ成らない気持ちになって…
腹の底から力が湧いてきたそうだ。
子供達の清純で素直な言葉は
疲れ切った心の一番柔らかい場所を掴み…癒し…また歩ける様にしてくれる。
「大丈夫、私達がついてるよ
貴女は私達の大切な仲間だから必ず助ける」
彼女は満面の笑みで歩き出してくれた
心に大きな「炎(ほむら)」を灯して………
さあ行け!!女現場代理人!
女の意地とド根性を、軟弱男に見せてやれ
私はそう願わずにはいられない……