死体を撮影し公開する
いや……違うな
死体を…希望していない会葬者に見せる
日本では限りなくタブーに近い
先般、野村克也氏の死体画像を親戚の人がSNSに投稿して賛否両論があったけど
死んでいるのに生きている様な死体で、斎場内だけで公開するなら問題は無いのかも…と思っている
しかし、先般の私達が施行した葬儀では、遺体の全身を会葬者に見せたけど
死に装束の上から『釈迦涅槃図』の様に、遺体に衣装を着せ…
祭壇も改めて突貫工事でミュージカルの舞台の様に改装。
普通の死に装束を着させ、祭壇の台に乗せるのは不自然過ぎるから
遺体はレーニンの死体の様に、死んでいるのに生きている様に仕上げた
この状態でなら面会も撮影も殆ど違和感が無いし、モラハラ会葬者も文句も言えない
(それでも出るので顧問弁護士が全部蹴散らした)
しかし……
それでも死体を撮影する行為は『不謹慎』と言われる
興味本位だとか、遺体は穢れているとか、理由は様々あるけれど、全て後付け理由…
明確な説明は誰も出来ない。
因みに当社は葬儀一式全ての撮影、録画、録音は厳禁になってる。
倫理からでは無くて、葬儀に来ている事を知られたくない会葬者を守る為。個人情報保護の為だ。
ただ今回の野村克也氏の遺体については、まぁ…あまり良くないね
遺体を公開する事を前提にしていなかったのもあるけど、倫理観の問題ではなく見た目の問題でだ。
読者の皆さんは、野村克也氏が横になって寝ているところを見た事があるだろうか?
恐らく殆ど見た事が無いはずだ
ヤクルトのユニフォームを着てる遺体は…
「誰?これ??」って言ってしまう
普通…野村克也と云えば…
皆さんが思い描くのはこの画像でしょう
しかし死んでるとは云え
顔の筋肉や脂肪が重力で下がってしまい、皆さんが知ってる野村克也氏とは、似ても似つかない
(画像検索して貰うと判る)
そして、肌に透明感とツヤが無いのと
右肘の下、影かと思ったけど…なんか紫色っぽい。
多分、死斑だろう………
いかんな…こんなの見せては
何より死体が死体に見えるのは…日本ではダメ。
まだまだ万人には受け入れられない
外国で著名人がガラス張りの棺に入って教会の祭壇で面会出来たり、市中を廻ったり…
蓋を開けて会葬者みんなで花を入れたり…
しかし、日本ではキリスト教会での葬儀でも殆どの遺族や神職が顔を隠す
やっぱり死は不吉で、死体は気持ち悪い…そんなのが普通だろう
野村克也氏本人は嫌がっていないと思うけど、人は“最期に見た顔を覚えている”からね
本心では何となく落胆しているファンもいるはず。
そして野村克也で検索すると、否が応でも野村克也氏が死んでる画像が出て来る
だとすれば
遺体画像を公開した団野村氏に罪はあるのだろうか…
多分…日本で遺体の公開は
永久に認められはしないだろう