大昔……
『農家のおばちゃんでも出来た！
ほったらかしで１日一万円』
などと言う与太話の情報商材などかネットで売られていたが、今はどうなったのか…
私が思うに、
『持っている人はさらに与えられて豊かになる。
持っていない人は持っているものまでも取り上げられる』
（マタイ25.29）
故に…これらの胡散臭さいモノを買うヤツは、根本的に一生貧乏のままだなこりゃ…
しかし…そこそこ以上大きな葬儀屋では
似たような事が毎日起きている
東京都……
火葬場の不足で、火葬場を持たない葬儀屋は、死んでから火葬まで四日かかる
自宅で遺体を預からない、預かる事が出来ない場合、葬儀屋で預かるのだけど……
ドライアイス代や遺体冷蔵庫使用料など含めて
１日…１万円～１万５千円
(もちろん、斎場に泊まる遺族の宿泊部屋使用料は請求していない)
出張ドライアイス補充代金は１万２千円程掛かる
(交通費込み※全て相場通り。適正価格）
そして、12月29日から１月２日まで葬儀が出来ない為、各ラボに遺体が溜まる
今年はフレンドシップ契約の葬儀屋を含めて約100遺体程
当社は今年
大晦日の午前中の葬儀後、１月３日まで全休に入る。(１月２日が友引前日の為)
故に総務局に電話当番(日勤.夜勤割増..日当2万円）を２人ずつ、各ラボに１人……
ドライアイス製造(夜勤２人..日当4万円）と、
全ての遺体に、移動しながらドライアイス補充する者を３人(日勤..日当３万円）
コレを志願者(多すぎるから大クジ引き大会)でカバーする。
すると……6日間、死体を預かるだけで
人件費も加味した粗利、540万円位、１日90万円以上の利益がでる。
都内の死体ホテルが儲かるのはこの為で……
私達の会社も最高の効率で利益を産む。
もちろん、莫大な利益をもたらしてくれる死体達に対価を支払う
通常の死に化粧じゃなく復元メイクを施行、死にたてのホヤホヤをキープ。
角膜を提供した死体の義眼がイマイチフィットしていない場合、フルオーダーで当社の義眼に交換
数カ所に分かれた安置所には……
テレビ番組を24時間流しっ放し
各種雑誌.週刊誌
エロ週刊誌
単行本漫画
日本酒
スコッチ
焼酎
各種ソフトドリンク
お菓子
おつまみ
本当に呑みたい場合の為に、木製の依り代など…
当然、遺族にも様々な施行をワンランク高くしてある
ここに居る間は『面白笑しく』過ごして頂く。
何も死んだからって、辛気臭さく過ごす必要は無い
１月３日まで
遺体安置所は
『大人のアミューズメントパーク』だ
……………今も死体が搬入されて、ラボは賑やかで活気に満ち満ちて……
私が居た、震災直後の安置所とは全く違う
…………先ほど大規模お別れ会の時計合わせを行った………
安置所にも中継され、死人にもノリノリになって頂く…
リードギターの後輩社長も気合い十分
死んだなら死んだで……
『死』を受け入れ『死』を満喫し『死んでる今』を楽しめよ…
せめて…この階段を登るまでは
ここには『死のやすらぎ』など存在しない
