結局、昨日夜から早朝まで
2件の遺体搬送があり…ほぼ徹夜で蛮勇を奮った
私の災害時 軍団本部にある…
ダッチラムの寝台車二台は
(ダッチラム 車高を上げてある。古く故障が多いので緊急事態の時くらいしか動いていない)
冠水地域を通ったので、
ゴミや流木みたいなものなどが当たり、結構、傷だらけになっていて疲れて見える。
遺体の病院迎えが、天候の為にたらい回しになっていて前日午前中死亡の死体が、翌日夜明け前の搬送……
膵臓癌の患者で死斑の境目より上部に腐敗網が出ていて、冷却が終わったら復元する
都内各地の支社や設備は、低い土地にある所では民家に冠水被害があったけど、当社は防水.遮水壁のおかげで全く被害がない。
後輩社長の事故物件御殿で瓦が少しズレて、松の木の枝が多数折れた程度……だが
彼女の実家が冠水。
あのカミナリお母様…(ぅω=`)両親は早くに避難していて無事。
周りが落ち着いたら即、違う場所に建て替えして引っ越すそうだ。さすが判断が素早い
八王子と世田谷に住んでいる数名の社員の自宅アパートも冠水。
小さな子供がいる社員も居て、暫くは近くにある復元ラボや技術局の宿泊施設に住む事になった
これらの社員達や社員実家の損害は、調査の上、全額会社持ちで復旧する。
福利厚生の一環で、定款と就業規則で定めてある
だから何の心配も要らない
これらは大量の『内部留保』のおかげ。
内部留保を溜め過ぎだの、全面防水壁やトーチカはムダ
もっと違う設備投資を更に行って、法人税を減らすべきだなど…
会議で私に、ご意見を言った連結子会社の無能な元社長を徹底的に鳴らしてやる..♪(´ε` )
だから『お前は会社を潰すダメ社長』なんだとね
第四復元ラボでは、
トーチカに避難していたタヌキが結構ヨレヨレ
きれいな水と、ネコ缶と柔らかくしたドッグフードをふるまったそうで……
きれいに食べて山に帰ったみたいだ。
そしてニャン玉付きの……
2匹のニャンコ
一匹はネコ缶を二つ食べて、シッポを立てて山へ帰って行ったが………
もう一匹は外に出かかったけど、考え直してヘソ天…技術局長の椅子で寝てるそうだ
多分…こりゃ…このまま居着くな
ただ、総務局では……
野鳥の避難場所の地面に『コウモリ』の死骸が落ちていて……
コウモリは想定していなかった為、ぶら下がったり壁に捕まる場所も無い…
即、改良を技術局に頼んだ。
総務局は
河川がそれ程離れていない場所にあり……
子供達にはライフジャケットを着けさせて、二階にて『台風コンサート』を視聴した。
私も見たが……演奏者の麻理鈴は
怪しい『雨乞い』をしている魔女に見え…怖かったかもΣ(・ω・ノ)ノ
朝早く…
総務局から朝ごはんのお重がやって来た。
小っちゃな子供達も来て…涙が出た
お重にはおかずがいっぱい。
『非常食では気分も下がるから』と
指揮で手が廻らない専務に代わり
総務局に避難していた、私の中華屋のおばちゃん夫妻が作ってくれたそうだ。
みんなで美味しく食べた(o^^o)
当社は既に通常の業務に戻っている
誰一人困っている社員や
バイトちゃんも居ないし、絶対出さない
これからネットワークで災害遠隔会議を行う
自然の『理』逆らってでも生き延びる為に