死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

葬儀屋を利用しない格安の葬式「価値と対価のバランス」近江商人の教え 

 

最近、ネット格安の葬式の利用が増えている反面、

後から発生する追加料金などでトラブルになる遺族も多い……

 

 

 

 

まぁ……ネット広告の書き方にも問題があるけれど、

気が動転していても、発注の前に別料金がどれだけ掛かるのかを読むなり、発注時に電話で必ず確認して頂きたい。

 

特に都内では表示料金の他に「火葬代(火葬場利用料金)」が5~6万円必ず掛かる。

 

 

都内で葬儀屋に最低限の火葬式を発注すると…

約15万円+火葬代+追加ドライアイス代+霊柩車代が掛かり、27万円~29万円くらいが、適正価格だ。

※あらゆる事務手数料、枕飾りを含む

 

ネット葬儀屋の広告では、火葬場代以外の追加料金が結構曖昧に書かれている

 

 

ウチは遺体の迎えから火葬までの一式を当社だけで施行するのと、

代金の回収を確実にする為、もう少し安い。

 

 

 

でも、もっと安く確実に安く済ませる方法がある。

 

 

それは……

遺族自らが火葬場に遺体を搬入すれば良い。

 

べつに、火葬は葬儀屋を通すという決まりは無い。

 

 

病院で亡くなった場合

 

医者に死亡診断書を書いてもらい…

 

遺体を担いで自家用車に乗せて自宅へ。

自宅に着いたら、遺体を担いで部屋に安置。

 

 

役所に行って死亡届と埋葬許可証を発行してもらい…その時に

 

「葬儀屋を使わないで火葬を行いたいので、手順を教えて…」と聞いて下さい。

 

火葬場の予約の方法や利用方などを詳しく教えてくれるのでそれに従う

 

 

火葬の日まで腐敗しない様にドライアイス若しくは、袋詰め氷で全身を冷やし続ける

 

 

当日、遺体を火葬場まで運んで火葬し、骨壺若しくは代わりになるモノに遺骨を納めて終了……

 

10万円掛からない。

都内でないのなら2、3万円くらいで済んでしまう

 

 

ただ…必ず遺体は腐敗し猛烈な死臭を放ち、顔も膨らみ初める……

 

 

特に最初から腐敗した遺体を警察から引き取った場合…

 

納棺師が体の穴を塞いでいないので

納体袋から体液が漏れ…

車や部屋に死臭が染み付いてしまうし、近所から警察に通報されたりする

 

 

こうならない様にスムースに事を運び、故人との最良の最期の時間を提供するのが私達葬儀屋だ。

 

 

当然、葬儀の依頼にはそれに見合った対価が必要で…穢れを扱うエタの仕事の対価は高い

 

 

しかし……

近年、あらゆる会社や個人が葬儀業界に参入してしまい…火葬だけならまだしも

 

一般葬などでは人手不足で仲間の葬儀屋に協力を求める為、その分の人件費を上乗せするので

 

 

  価値と対価のバランスが崩れてしまう。

 

 

更にネット葬儀仲介業者を通すと、仲介業者によって、代金の20%を仲介料として持っていかれたりするので

オプションサービスを付けての利益確保にやっきになる。

 

しかも…それを仲介業者にバレない様にする為…

領収書を、基本セットとオプションサービスに分け複数枚書かせたりで……

 

………遺族に不安感を抱かせる

 

 

こんな葬儀屋がいるから「胡散臭い」と言われるのだ

 

 

 

でも、一時期増えた…そんな不良葬儀屋はかなり潰れ…

今度は立場の弱い小さな葬儀屋から過剰に利益を搾取していた不良仲介業者が淘汰される

 

価値と対価のバランスを崩すモノはかならず是正されるからだ。

 

 

葬儀屋に無理な値引きを迫り「お客様は神様」だど胃張り散らす遺族、親族も当然、是正される。

(※当社では直ぐに弁護士が出てくる。質の悪い遺族は客では無い)

 

 

そこには近江商人の「三方良し」の原理が働いている

 

「三方良し」とは、“「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」

売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。

近江商人の心得をいったもの。

 

終活など…老人ホームや病院内の介護施設でも、堂々と「葬式」に付いて語る事が許される

 

変化する葬儀のあり方もまた、成熟してきた昨今………

 


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バナナの叩き売り」しか出来ない葬儀屋、仲介業者、遺族……

 

 

葬儀業界だけでは無い…

 

あらゆる職業…

全ての者は、世間が許さない。

 

どんどん世の中は変化を続ける……

 

 

  真っ当な者だけだが生き残るのですよ。