昨日、障がい者雇用と当社に在籍している3人の障がい者の事を書いた。
この記事についてhohabaibaraki様から下記のコメントを頂いた。
はじめまして。
私の息子は知的障害がらあり、なんと学年で唯一、就職浪人になってしまいました(先輩方は障害者枠で皆さん華々しく仕事をされています)。
正直、落ち込みました。と、同時に、障害者のために仕事を作ってもらうような社会ではダメだと思いました。
然るべき結果だったのです。
就労移行支援施設で訓練中、たくさんできていないところと向き合いました。あなただからできることは自信を持ち、経験浅いのだから謙虚さと挨拶だけは忘れないようにと先生と本人と親とでがんばってきました。
年末、期限付きの採用をいただきようやく慣れてきたところです。
特別扱いされるのではなく、立派な納税者になってほしい。それが親の願いです。
とりとめのない文章で申し訳ありません。
投稿を読んでとても共感しました
hohabaibaraki様の息子さんは、A型就労支援施設?にて訓練され、現在、就職されている。
昨日も記載したが、改正障害者雇用促進法で従業員数46人以上の企業は一人以上の障がい者を雇用が義務となり…
hohabaibaraki様が言っているように
企業は障害者のために仕事を作る事が必要になった
詰まり……会社の業務内容と、雇用した障がい者社員の障害の種類にも依るけど
障がい者と健常者を分けた業務内容を組む事になる。
この時、これから採用となる障がい者の
障害の種類
就労させる業務
接し方
を会社が一般健常者の社員が理解出来る様に説明をしないと最悪な差別を生む。
当社の場合、一人の障がい者の女の子は身体的障害なので然程問題にはならないかったが……
技術開発ラボの2人は精神的、知的な障害。
技術ラボと総務管理、二つの直轄子会社ではその様な障害がある事や接し方の状況や情報が入っていたので、
社内で働いているうちは何の問題もなかったけど……
他の連結子会社の脳みそが硬く、劣等感が強いおじさんやおばさん連中にイジメ同然に
影日向なく辛く当たられる事が多々あった。
一般公募で一般社員を雇用している会社では、面接や論文だけではどんな素性を持った人数が判らないので、
殆ど会社でこの様な障がい者差別が必ずある
まぁ、当社はその様な事は織り込み済みで……
この2人には大変申し訳なかったが、全連結子会社社員と接触させて、
前から問題のある社員やパートを『障がい者差別とパワハラ』でまとめてクビを切った。
当然、2人には謝礼とお詫びにクビを切って浮いた人件費一ヶ月分(一人当たり160万円)の特別手当てを支給した。
彼ら3人は一般健常者社員から
『是非ともウチに入社して下さい』と熱望されて入社したからこの様な結果になったのだ
でも、他の会社ではそう上手くならない。
従業員数46人以上の会社が、短絡的に法律上、新たに雇用しなければならないと考え
障がい者(特に知的障がい者や精神的障がい者。差別ではなく現実的な事だ)を雇用すると、
雇用した障がい者のみならず
会社全体の雰囲気が悪くなり職場も最悪な場所となる。
そして障がい者が頻繁に退社した場合、ハローワークに提出する報告の言い訳にも困る様になり……
下手をすると労基局から査察や行政指導がはいる。
こうなってからでは、障がい者と健常者社員との溝はさらに深まり修復不可能になってしまい、違う意味で最悪なブラック企業になってしまう。
雇用前に社内でよく雇用計画を立て、従業員一人一人に理解させる事が最重要課題だ。
障がい者側も今の世の中では、いまだに『大なり小なり差別される』事がある事を覚悟しなければならない。
『人権』という武器を振りかざすだけでは、どこで働いても上手くいかないのですよ。
健常者と障がい者が相互理解していない会社は『何故そうなるのか?』を良く考えなければならない。
また別の機会に、当社に資金援助を求めてくる支援施設の運営について書こうと思う。