障害者には
『自分でも誰かの役に立てる!』そう感じる事が出来た体験が必要です。
これ…昨日、ある障害者の集まりで、総務局の車イスの女の子が言った言葉……
………総務局には
車イスに乗りっぱなしの女の子社員がいる。
ハローワークには障害者の届け出しているけど、雇用形態は一般枠
(そもそも当社に障害者枠など存在しない)
昨日、私は「何か話をして欲しい」と、ある小さな障害者の集まりに呼ばれていたが…
『私よりウチで働いている障害者が良いのでは?』
と、女の子に話を振った。
彼女は…
生い立ち
何故、車イス生活なのか?
総務局で働く様になった経緯
ミスを少しでも障害のせいにしたらメチャメチャ怒られた事
病院で寝た切り役員の母親に言われてショックだった『貴女は何が出来るの』と云う言葉
『この会社も障害者の私を差別するんだ』と思って泣いた事
最近ネットニュースになっている『バスの乗車拒否』の事などに付いて、障害者差別など思う事を障害者達に語り……
しかし…
今は考え方や物事の見方かたが変わった
それは『自分も人の役に立てる』と気付いてからだと話した
自宅では母親やヘルパーさんが、何でも介助してくれるのが当たり前。
上手く介助してくれないと怒ったり……
偉そうにしたり……
でも自分に気を使ってくれる
しかし総務局では違う
ここに居る人達や子供達、大学の介護を学んでいる人が、食事から排泄介助までやってくれるけど
介助してくれる者にお礼も言わず、少しでも不機嫌な顔や偉そうにすると『やれるモノならやってみろ!』と露骨に介助するのを嫌がられる
『私は誰かの世話にならないと生きられ無い』と思い知らされたそうだ
そんな時…………
子供は大人より残酷だ
車椅子の女の子は子供達に「何かして遊んで!」とせがまれ……
何も出来ない自分が情け無くなったけど、
「本なら読める」と
パソコンのネタバレサイトから物語を読んであげたら…真剣に聞いてもらえた。
「自分にも誰かの為に出来る事があった」
と、とても喜んでいた。
この一件以来
どんな風に本を読めば子供達がもっと喜んでくれるのか?
如何すれば相手に感謝してもらえるのか?考えていると………
常務(ロリポップ)が、齋藤一人さんの
『微差力』って本を読んで、まるまる録音したのを聴かせてくれた。
『微差が大差』だと書いてある
更に研究して……
ある幼稚園で読み聞かせをやった時、
園長や保育士に大変喜ばれ…
系列幼稚園を含めて
『また来て欲しい』と、今も何度も呼ばれる……
誰かに必要とされる幸せとは?
自分は必要とされる事を行ってきただろうか?
真剣に考える様になったと話した。
そして少し古いが
NHKの福祉情報番組「ハートネットTV」(2017年7月26日放送)の
障害者を否定する意見も今なら分かると話を続けた。
今、正に裁判中の
16年7月26日未明に相模原市の知的障害者福祉施設で起きた、元施設職員(当時26歳)による19人の刺殺事件から1年の特集
「障がい者は私たちプロの社会人戦士から見たら、目障りかつ邪魔以外なにものでもありません。お願いですから障がい者はこの世から全て消えてください」
この番組を最初に見た時、怒りを覚えたけど…
病院で寝た切り役員の母親に言われた
『貴女は何が出来るの』と云う言葉を絡めて考えると、
『何故、障害者を否定する意見が出るのか?』
が腑に落ちたそうだ…………
………障害者には
『自分でも誰かの役に立てる!』そう感じる事が出来た体験が必要だと話を締めた
私も同じ意見
別に障害者だけではない
人が幸せになる為には『自分は必要とされている人間』と云う『自己重要感』が満たされる事が大切なのだ
その為には『自己研鑽』と云う掴み所のない無意味とも思える努力が必要だと私は思っている。
何が本当に利他的な行動なのかは、なかなか気付く事は難しいから
私だって出来ないだろう……
…………後ろの扉を開けっ放しで話をしていたため、いつの間にかに会場は満員状態になっていた……
これは、彼女が努力して身に付けた語り方が素晴らしいから
私の随行秘書が様子を覗っている人も招き入れたから
泪目になっている保護者も、目を赤くしてくれてるビジターいる。
また彼女は『誰かの役に立つ事』が出来た
彼女は自信みなぎる目をして
ウエルキャブのベルファイアに介助なしで乗る
そうだよ
貴女は『何でも出来る』んだよ
世間から叩かれて
血達磨になっても自分の生き様を示すのだ
障害者の為に……