Give and Take……
貰ったらお返しをする。
あげるから何かちょうだい。
もしウチの会社が嫌がらせをされたら、5倍にしてお返ししてやる…!とかの…
お礼参りは欠かさないとか…
まぁ様々な捉え方があるが
『対等な関係…お互いさま』ってところ……
ビジネスでは絶対に必要な考え方。
ある交流会に仕方なく付き合いで出席すると…
ギブギブギブ…全部ギブ…(-.-)y-~~
話を聞いてくれ
商品を使ってくれ
商品を買ってくれ
商品を紹介してくれ
商品を誰かに売ってくれ……と
吐きそうな数のクレクレ星人が出る。
『で?、何を見返りにくれるの?』
『売ると定価の70%はよこすんだろうな!?』と言ってやる
ただ…彼らは諦めが早い。
テイクを返す程余力なんて無いし、引け目を感じ逃げて行く。
なので、新たに起業した彼らの90%は直ぐに廃業だ。
この様に私達は殆どの取引や相互関係に、ギブを受け入れる代わりに
『テイクという対価』を求める。
モノを買うのもギブアンドテイクだ
でも…テイクって事が判らない人々も大勢存在している。
障がい者の関係者の一部の人々……
企業は失業者、障がい者や貧困者を助けるのは当たり前。
中には精神病のスピリチュアルの人間までいて『貴方は貰う事だけを考えている、喜捨して施しをすべきで、今に貧しくなる』とまで言われる。
『インド(海外全部)では富める者が、貧しい者を助けるのが常識、あなた方は常識が無い』とかね…
『インドでは富める者の足の甲にキスするが、貴方は私達の足の甲にキス出来るの?』
まぁそんな事をしなくても『法の上での公平』が認められているのが日本だ。
毎回選挙が終わった直後からA型B型就労支援施設以外の…
『誰かの紹介』とかで…そんな迷惑な集まりの人々がやってくる
その場で話を聞いている総務局の股関節症の副局長(身体障害者)にも
『貴方はズルい、たいした事ないのだから職を他の身体障害者に譲り、辞めて他で働け!』
とまで言う……
もう
この様な人々は異常者としか言い様がない
先ほどまで私の目の前で雄弁を振るった活動家みたいなおばちゃんがそうだ……
ウチのお子ちゃま達が
泣いてる副局長を慰めてる
そしてやって来る全員が言う言葉
『助け合うのが当たり前』と……
これもギブアンドテイクって事。
私は…
障がい者との平等な雇用に付いて何度も書いた
当社には寝たきりの身体障害者が二名がテレワーク社員として在籍していた
1名は亡くなり…現在一人だけ。
2人とも別々の超金持ち奥さんの紹介。
超金持ちの奥さんはビジネス上無視できない存在で……
とりあえず会って後から断ろうと思っていたし、今までもそうしてきている
面会者は寝たきりだから
私と専務が出向いて面接しにいった
障がい者の男の人は
寝たきりで麻痺があり、言葉も上手く話せない…パソコンを使った作業なら様々な介助機器を使い作業が出来た。
両親を入れて話をして帰る時
『ありがとうございました、感謝しています』と彼に言われた……
だから採用を決めた
『感謝しています』
この言葉は彼の精一杯の『テイク』だ…
障がい者の人々…
当然、健常者と同じ事をするのは難しい。
だから何に着けても『お願いや援助』を求める事が多い。当たり前の事…
そして『ありがとうございます』とお礼の言葉を言う
健常者の中では、ある日『ありがとう』の言葉は効果が無くなる。
ありがとうの言葉はただの挨拶と同じ事、プラスマイナス「ゼロ」
直ぐにやり取りの中の当たり前の言葉になって行く
でもね…
彼はそこに『感謝している』と言って満面の笑みで送ってくれた。
寝たきりの彼からの…出来る最大のお返しを受けたのだから私達もそれに応えた。
人は馴れる生き物…
だから助けて貰う事にも馴れていく。
私だって同じ……
両親共に亡くなった時…誰かに助けて貰うのが当たり前になりそうになった。
でも、私は父に聴いた
『「お互いさま」「助け合う」と言うのは、まず先に桃子から助けるんだよ』と教えられたのを肝に銘じている
これが『ギブアンドテイク』を考えるキッカケ
何か助けられたら必ず助けてあげる事。
障がい者の皆さん
助けて貰える事が当たり前になっていませんか?
助けて貰えたのは偶然な事なのですよ。
助けてくれた人は、本当は自分が助けて欲しいのに
貴方を助けてくれたのかも知れないのです。
当社で蹴られても我慢した盲導犬の様に…
『助け合う』とは?
もう一度考えてみてくれませんか
どうか…どうか…どうか…
どうか『ありがとう、感謝しています』って言ってあげて下さい。
当然、私も言っています。仲間にも子供達にも
感謝しています……この一言で
健常者と障がい者との深い相互理解の一歩になると私は思っている。
因みに…総務局の副局長は暫く立ち直れないかも知れない……