死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

「焼き干し芋」で純利2万2千円を出した子供達...蛙の子は蛙ヾ(^^ )

 

先週……

 

当社主催

完全招待制の演奏会本番を敢行した。

私と後輩社長抜きで…(-_-#)

 

 

 

 

今回、初めての試みで

小学生の子供達だけで運営する室内露店を出した。

 

 

出店の段取り

仕入れから販売

原価と粗利

最終決算

 

来年度の「絹糸」の事業化の準備として……

ここまでを子供達に経験させる。

 

 

 

演奏会のリハーサル後

子供達を集めて「何売る?」

 

っていきなり言われても……

 

 

なので、前に読んだローガン先生のこの記事で思いついた

 

 

 

干し芋」を焼いて売ろう!と…


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    ホントに美味しいからね…♪(´ε` )

 

 

子供達自ら仕入れ先に電話し

    メールで見積もりを取らせて……

 

 

見積もりを見た保証局長が

「ガキだと思ってナメとんのかコラ!!

ワレ商売できんくするぞ!!ヤー」と……

 

取引先の社長を呼びつけ

ゲチョゲチョンにカスハラ折檻して半額以下(どう考えてもこれが適正価格)にした

 

 

見積もりは一カ所からだけではダメ、

仕入れ系統が違う複数の問屋から、見積もりを取らないとカモにされる

 

 

 

後は如何に原価を下げ、最大の利潤を上げるか……

 

 

そこで…古い本だけど

  「100円のコーラを1000円で売る方法」

 

 

これを子供達に読ませた……

 

 

 

この本は、年長、次年長の女の子役員は読んでいるけど、他のお子ちゃま達は読んでいない。

 

 

例えば読者の皆さんが、500円のコンビニ弁当を1500円で売るには如何すれば良いのか?が書かれている。

 

この場合、容器を少しだけ見栄えのするモノに変えて空港で「空弁」名前を付ければ売れる

 

 

販売場所に合わせ…

「空港でしか買えない特別感」と云う付加価値をつける

 

この事が分からないと利益が上がらないし、自分が買い物をする時、買いたい物の真の価値を考える事が出来ない。

 

 

子供達は………本を読み話し合い

干し芋を焼く時、ガスコンロではなく、テレビなどで見た「焼き鳥台」に「備長炭」で焼いて付加価値を付ける事にした。

 

 

 

焼き鳥台は統帥局に三台あり……

備長炭は時々ケータリングを頼む割烹店から安く分けて貰った……………

 

 

 

……………当日…

ロビー内に耐火パネルを敷いて、焼き鳥台を設置。火災警報器用に天蓋を付ける

 

外で炭に火を点け焼き鳥台へ……

 

 

干し芋は糖分が真っ白に結晶化したものだけを持って来させてあり…

 

焦げ目はより一層香ばしく美味しい。

 

 

 

……………前座演奏が始まり…

キャンディ×2とお子ちゃまのバイオリン2重奏…チャールダッシュ

 

 

前座演奏でも凄い盛り上がったそうで……

 

休憩前に

「只今、ロビーで美味しい干し芋焼いてます!是非ともお買い上げ下さい!!」と年長のお子ちゃまが舞台で案内……

 

 

扉を開くと…干し芋の焼ける香ばしいしいかおり……

 

子供達皆で大きな声で

 

「いらっしゃいませ!!」

「割烹○○の備長炭で焼いた○○産の干し芋です」と呼び込む

 

焼き台の横には割烹○○様…と納品先が書かれた最高級備長炭の段ボールを置いている。

 

すぐに売れ始めたそうだ。

 

 

 

ここでキャンディと年長の女の子は退席…

 

「死産児の洗礼に来い!」

       私に呼ばれていたからだ

 

 

 

………かなり大きな平たく切った干し芋だけど

三切れで300円…

 

しかし、そもそも富裕層の客で、

匂いと割烹の名前と、子供達の大きく健気な声が付加価値を高め……

 

演奏会場の中でドンドン「口コミ」が広がって……

 

 

…………演奏会が終わり、食事と懇親会が始まると、凄い勢いで売れ始め

オーケストラのメンバーも手伝ってくれ

 

観覧者の金持ちおばちゃんまでが、

「昔、露店をやってから……」と一緒に焼きながら売ってくれた。

 

 

手伝ってくれた人達には時給1200円を支払った

 

おばちゃん達は「いらない、いらない!」と言ったけど、

ロリポップ常務が、出店の経緯と目的を話すと快く受け取ってくれた。

 

 

 

焼かずに袋詰めしたままの干し芋も売れて…

 

12㎏仕入れて、最後に1㎏の焼く前の干し芋が残ったけど、

世話になっている銀座のクラブのママが

「店で出す!」と全部買ってくれた。

 

 

演奏会が終わり……

片付け。

翌日から会計を子供達と一緒に行った

 

 

 

売り上げは結局、10万円強

 

そこから

ありとあらゆる経費を引く……

 

 

焼き台、耐火パネル、天蓋はレンタルとし…

電気代、水道代

 

移動費用や運搬費用

 

 

そして自分達の人件費

(東京都の最低賃金(時給))

今回の販売に関わった準備期間の時給も含める

手伝ってくれた人達への時給

 

 

    結果……

     2万2千円程の黒字決算だった。

 

 

 

子供達が総務局に提出した今回の考察では

 

商売は大変だけど、儲けが大きいとワクワクしてくる。

ピンチの時に大人たちが助けてくれて嬉しかった事……

 

 

そして「人件費は高い!!」

これにつきると書いてあった

 

 

私は前に

仕事で2倍の得たい結果が欲しいなら、2倍の仕事量を処理しなければならない

その為には、倍の人数で仕事をこなすか、仕事の方法を半分以下に簡単にしなければならない

 

今回は倍の人数で仕事をこなす方法を、意図せず選択してしまった。

 

 

 

人件費を如何に抑えるか……

 

手伝いの時給が無ければもっと利潤が増えた

次は対策を取って利潤を倍にしたい……

 

 

と締められていた。

 

私は子供達からの決算報告文章と、ロリポップ常務からの報告書に最終決裁印を押した

 

 

 

      「蛙の子はカエル」

 

経営する側に初めて立った私達の子供達は、商売に対する基本を理解し始めた様だ

 

 

利潤は参加出来なかった小っちゃな子供達へのプレゼントを購入し、

 

参加した子供達で1円単位で全額分配した……

 

 

    「またやりたい!!」

       そう言ってくれている

 

 

本当に嬉しい

さあ…また売って売って売りまくるよヾ(^^ )

 

 

        みんなでね!!