死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

『障害のある方が活動出来る社会』って…その2。邪魔する同調圧力

 

昨日はかなり強く意見を書いた。

 

however-down.hatenablog.com

 

まぁ…当然、様々なご意見が大量にあった。

今回の障害者の水増し、東京医科大学の採点不正…

 

これらが起きる原因は

今でも日本人の殆どが出来ない事…

 

 

『自分の意見を会社や組織でハッキリと言って議論させる事』

 

これが出来ない……

貴方が所属する会社やコミュニティなどの組織で、あなた一人だけ正々堂々と反対意見を言えますか?

あなたの組織は、それを言える雰囲気ですか?

 

この言えない言わせない雰囲気は『同調圧力

 

同調圧力で反対意見を一文字たりとも言わせないし、許さないから事象が徹底的に議論し尽くされない…

正にコレだと私は思っている。

 

例えば東京医科大学の採点の問題。

彼らの上層部にも必ず

『その様な不公平な事を行うべきではない』という意見もあったはず。

『でも、女医は結婚、出産で辞めてしまい残った医師は大変苦労するし、人手不足になる。自分はそんな苦労したくは無いし…

そもそも女が医者になるなど生意気で許せない。お前達も同じ意見だよな?まさか…違うのか?』

と考えている理事達が大多数の時、真っ向から強行に反対意見を言えるのか?

 

だから…あれ程の過去から不正がバレずに続いていた……

 

 

でも議論し尽くされ…疲れ果てれば妥協が生まれる。

 

女医が増えるのは大学病院にとって大問題になる可能性があるから、世間や受験生に女子の募集人員を減らす理由を公表して女子合格者を減らす……

 

当然、社会問題になるけれど、臨床現場の現状が世間に理解されたり、

医師になろうとする女子受験生の『医者の仕事』の捉えかたや考え方、心構えが変わったかも知れない。

 

 

障害者の水増しも同じ

『障害者が活躍できる社会の実現』と具体性の無い目標を立てたわ良いけれど、

省庁の現場の声は…

身体障害者は中々集まらないし、知的障害者精神障害者にどの様に一般的な仕事をさせれば良いの? 今のままの状態でこられるのは反対だ。』と言う意見。

コレを公務員が社会に言えるのか?

 

オマエは障害者が社会自立する素晴らしい事に文句は無いな!?

という同調圧力に勝つ事はそうそう出来ない

 

もし、現場が意思や意見を言う事ができて、議論を尽くす事が出来れば、障害者と現場が共生する具体的な役所の在り方が出来たかも知れない。『日本理化学工業』の様にね。

 

私や当社役員は、

知的、精神障害者本人、その親、その支援団体にハッキリ言っているよ。ウチはボランティア団体ではないと…

『当社は健常者、障害者などの括りや障害者の社会参加とかなど、どうでも良い。

当社は健常者、障害者に同額の報酬を支払っている。貴方や貴方の支援する障害者の方は会社にどんな利益を与えてくれるのか?』ってね。

 

今日現在、当社には障害者手帳を持つ身体障害者が2名、精神障害者が1名、診断書が出ている発達障害者が1名。

その内の身体障害者1名はテレワークだ。

 

全員、一般社員と同じ仕事をして給与、賞与を貰っている。

私達は法的障害者数を満たす為に雇い入れだワケではない。彼らに会社の利潤の為に働いて貰っている。

 

もし、今のまま公官庁や企業が法的数を満たす為だけに障害者枠を作り最低賃金で雇う事が当たり前な『同調圧力』が生まれたら……

 

……昨日ブックマークしてくれた方が的確な表現をした方がいる

 

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 自転車型発電機の並ぶ部屋で、障碍(がい)者たちが1日中ずっと自転車を漕いで発電する社会。 

 

役所を筆頭にしてホントにこんなおぞましい世の中が来てしまうかもしれない。

 

今、世の中は団塊の世代を脱ぎ捨て、新しく脱皮している最中だ。

 

公官庁は改めて皆が共生出来る社会へと脱皮出来る様に、少数の意見をもきちんと且つ、徹底的に議論し実行して頂きたい。

 


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