死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

僕は君を愛するために生まれた

 

……無垢な愛…

 

昨日……麗ちゃんの

「亡き王女のためのパバーヌ」で斎場に入場した “この世で5分間生きた赤ちゃん” 

光が満ち満ちあふれる斎場で

今朝早くI Was Born To Love You(ボーン・トゥ・ラブ・ユー Queen)で火葬場へ出発した

この子は…先天的な問題があったんだよね

 

私は「どんな短い時間でも、記憶や記録に残らずとも、結ばれた縁 (えにし) は消えません。お嬢様は『縁起』の中で永遠に生きています」

 

この子の両親と母方の祖父母にそう話し

I Was Born To Love You(僕は君を愛する為に生まれた)」を


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全力で後輩社長のバンド「シュレーゲムジーク」の演奏で歌った

この葬儀のテーマは「愛する事」だったの

 

 

今、故人が帰ってくるまで専務の作ってくれたスコーンを食べながら皆で話しをしてる

 

「ねえアネゴ、生き物って何で生まれるの?」と、

『分からんな、絶対にダレにも分からんよ』

 

魂を向上させる為に何度も生まれて来るとか(輪廻 リインカネーション)……これは仮説。

火葬されたのに、生前の肉体を持ってあの世から生き返った人など誰一人いないのだから、誰も確かめる事は出来ないの

 

でも…それを信じる事で救われたり、幸せになるのなら、それはそれで良い事だなんだよ

ただね、あの子は両親を愛し、両親はあの子を愛する為に生まれたんだ…私はそう思う

 

 

葬儀の一切が終わって、火葬場へ斎場を後にする夫婦に、茜ちゃんは自分のチェキで撮った写真を渡した (#^_^#)

 

そこには……

虹の橋を渡り…毛布で包まった赤ちゃんを抱いて、目を細める両親が写っていたよ

 

       然もありなん

 

            ……桃子の日誌…