死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

ワンマンなボスは要らない。フライングダッチマンの危機対処 ②

 

空飛ぶオランダ人だけじゃ無く、全てのパイロット達は

 



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  (KLMとPAMの滑走路での衝突事故)

 

 

飛行中に起きる様々な事象を、コクピットの全員で解決し、事故を未然に防ごうとする

 

これを

      「コクピットリソースマネジメント」

 

って言う………

 

(クルーリソースマネジメントとも言う)

 

 

 

……………当社に寄ったオランダ人夫妻は、皆とバカ話しで散々盛り上がる。

 

「俺はフライングダッチマンだぞ~」とか


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             (幽霊船フライングダッチマン)

 

 

こんなに面白かったっけ?オランダ人……

 

 

たまたまその日

音楽葬のリハーサルがあったので、そのノリで見学しに行って…

 

リハーサル会場に入り、暫くすると真剣な顔で「CRM…?」って聞かれる。

 

私達も初めて聞く言葉だった

 

 

 

私達の葬儀担当者の中にお局さまやワンマンなリーダーは居ない。

 

だから何か問題なんかが出ると、

すくに皆が集まって、活発にでも和気あいあいに意見を出し、皆で素早く解決していく

 

まぁ人目を気にし、更に忖度する日本人の女の集まりってのもあるけれど、オランダ人ではまず見られないそう。

これがコクピットリソースマネジメントの原型に近くて、既に葬儀屋でも導入したのかと驚いたそうだ。

 

 

オランダ航空機とパンアメリカン航空機はテネリフェの空港で衝突事故を起こした。

 

 

 

 

事故の原因はオランダ航空機の機長が、管制塔の許可を待たずに離陸しようとした事だけど、

 


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副機長や機関士が、管制塔の許可がまだ出てない事、パンナム機が滑走路に居る事に気付きながら機長に強く進言し、離陸を止められなかった事情もある。

 

機長は絶対って意識が有り、意見など言えないからだから

 

 

この事故がコクピットリソースマネジメント(CRM)の考え方を生み出すきっかけとなり……

 

 

3-3 CRMの誕生 – Captain's Speaking

 

  故にオランダ航空夫妻はかなり煩い

 

 

この考え方で必要なのは

 

「その場に居る者全員が、飾らない自分の意見を言い合える雰囲気と言う環境」だけ。

 

不要なのは

「お局さまやワンマン経営者やリーダー」だ

 

 

私達はオランダ人夫妻から1時間近く意見を聞いて学び……

 

彼らは、私達から寿司を食べた後、料亭で芸者遊びの接待を受けて帰って行った

 

 

このマネジメントシステムに誰よりも興味を示したのがロリポップ

 

 

彼女はこのマネジメントシステムを調べ上げ、会社の基本方針に導入してしまう。

 

 

……………つづく…

 

次回、このシステムがあれば大川小学校の児童や大槌町の職員は死なずに済んだ。

 

    無能なリーダーは人を殺す