死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

「お願い…僕を殺さないで…死にたくない」殺処分直前のディープインパクトの気持ちだよ

 

安楽死

殺処分

 

これ…どう違うんだ?

私には人間の都合で呼び方が変わるだけとしか思えないけどね。

 

 「無敗の3冠馬ディープインパクト安楽死

 

というニュースがあったけど

「無敗の3冠馬」ディープインパクト安楽死…首手術後に骨折 : スポーツ : 読売新聞オンライン

 

ロマンや感傷に酔わず

 

 「無敗の3冠馬ディープインパクト殺処分

 

これで良いだろう。

 

 

 

これについてit_keibaという人がインスタグラムで

「骨折だけで殺すとか…」 競走馬の安楽死を否定する人へ知ってほしい思い – grape [グレイプ]

 

批判的なコメントされてる方の多くは 『簡単に殺して…』
『骨折だけで殺すとか…』
『馬じゃなくて人間だったら殺さないのに…』
『金のために走らされて使えなくなったら殺すとか…』 などなど酷い言葉ばかりで。

こういう方々は、何故動物の立場には容易に立てるのに、その馬に関わる『人』の立場には立てないのでしょうか…

同じ人間の気持ちになる方がよっぽど簡単だと思うのですが…

 

どうか、馬屋で働く人達の気持ちを軽視するような発言はしないでください。

誰よりも、 『安楽死なんてさせたくない、助けてやりたい』

って思っているのに、それが出来ないことを知っているし、受け入れなければならないのですから

どうか、よろしくお願い致します

 

とか……書いてある。

 

 

厩務員をやっていれば必ず殺処分に出くわす

 

それを批判される事を含め、

      嫌なら辞めればいい。

 

 

しかし、厩務員、大動物獣医は、it_keiba氏が思っている様なヤワな人間達ではない

坦々と生々しい現実を飲み込み、世をいき続ける覚悟がある

 

 

 

古来より、

大動物の家畜がディープインパクトの様になった場合、必ず殺処分。

 

 

競走馬も同じ。

昔は治すスベなどないから殺処分。

 

 

  これらの決定権を持つのが

     『競走馬のシンジケート』

 

 

競走馬は殺処分の決定が早い

なにせ彼らの利益に直結しているからね……

 

殺処分が当たり前になっているから、

永遠に治療法や延命治療法が確立しないし、するつもりもない……………

 

 

………だから私は人の立場になどなれない。

 

 

この世の中の全ての生物は、他の生物を殺しながら生きている。

食べる為の屠畜などが行為にあたり、

食物連鎖の一部分と言える

 

 

しかし、殺処分などこの法則に当てはまらない。

 

この馬が生きている事で…

周りの馬達に悪影響を与えはしない

悪影響があるのはシンジケートだけ。

 

 

昔なら治す事は無理なのは判るけど、

 

全世界で、

昔から直接殺処分の行為を行う牧場関係者は

 

『殺処分などせずに済む治療方法の開発』を管轄省庁などに訴えていれば

今頃、何か出来ていたかも知れない。

 

 

それにit_keiba氏は殺しても良い理由を宣べているだけ……

殺される動物を見たり聞いたりした人間の意見を書いているだけ……

手を下す者の気持ちを書いているだけ…

 

 

殺されるディープインパクトの気持ちなど気にならない様だ。

 

 

私が警察署から連れて来た犬……


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彼も同じ事を言う……

 

 

動物の目を見ると

解る人には何となく判るはず

 

 

殺処分される事が分かった

ディープインパクトは目で一生懸命懇願する

 

     『お願い…僕を殺さないで……』

 

 

そうお願いされているのに殺処分の行為を行う事は、

どんな理由や、厩務員の辛すぎる気持ちがあっても『妬む神、ヤファェ』と同類。

 

 

犬や猫を殺処分しない……

これは最近、世間一般に広まってきた考え方。

 

 

何故、競走馬には広まらない?

仕方が無い…いままで何年の時間があった?

 

ディープインパクトは彼らシンジケートにどれだけの利益を生み出した?

 

 

シャケトラ以来

やっとそんな議論が成される様になって来たけど……

 

シンジケートの考え方を変えるまでには至らない

 

彼らに直接考え方を変えさせる力を持つ厩務員達の心の持ち方が変わらない限り

 

殺処分は止まりはしない