死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

越冬つばめ

 

と言っても森昌子の「越冬つばめ」じゃない

 

渡りをしない日本で冬を越すツバメちゃん


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例 (鹿児島県蒲生町の岡久江さん(72)方で推定1400羽もの越冬ツバメ)

 

 

当社の遺体搬送会社にもツバメちゃんが巣を作り、毎年20羽近く巣立って行くが……

 

………今年は7羽のツバメちゃんが冬を越している


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ツバメちゃんを飼育する事は法律で出来ないけど、昆虫がいない冬…

様々なワームご飯と、事務室から引き込んでいる温風で暖か~い(*^o^*)

 

今年も止まり木付近でのんびりと冬を越している

 

ここに朝早くから双眼鏡を持ってツバメちゃん達を観察している女がいる

 

 言わずと知れた保証局長の瑞希ちゃんだ。

 

当社はニャンコやワンコを始め、会社にやってくる都会の野生動物と深い関わり合いがある。

故に関わり合いがある個体と近隣住民とトラブルが起きないように、それぞれの性格を調べ、凡俗の私達が閃かない彼女のアイデアで予め対処してる。

 

ここに来る全てのツバメちゃんに起こり得る問題は糞害。

そもそもこの辺りの建物はツバメちゃんの営巣が多く、問題にはならないけど、冬はね…

だからどの辺りまで飛んでウンチをするのかを彼女が調べているんだ、

可愛いとか可哀想だけでは無責任。関わりを持つ者が全ての責任を持って対処するから、動物達も近隣住民に受け入れられ可愛がってもらえる

 

逆に昨日専務が病院に迎えに行った故人の玄関先はスズメちゃん達の糞だらけ。

スズメちゃん達の為にエサ撒きをやっているのだけど、食べに来るスズメちゃんは何にも関係ないのに近隣住民に悪く言われてる。

 

悲しいよね……そんなの

 

 

今日も瑞希ちゃんが机の上に置いたワームをツバメちゃん達が食べに来て、彼女の頭の上や手の甲に止まってくつろぎ…

           彼女は愛おしそうに目を細める

 

 

彼女の周りは

尊い時間がゆっくり流れている

 

     身近な野生との共存講論

 

                  …………桃子の日誌…