…通夜の一夜に…
昨日の夜遅く1ラボのベンチで
爺さんが一人うつむきながら泣いてた
たまに居るんだよ
「人前では絶対に泣かない」って男がね
総務局ね保安部から「防犯カメラにホールの隅で一人座ってる爺ちゃんが映ってる」と連絡が来て
「生きてる爺さんか?」と…アレクちゃんが嬉しそうにノーリードで見に行ったら
ナマの爺ちゃんだった。
そういえば、
故人は爺ちゃんの息子で、喪主の嫁さんを差し置いて仕切る仕切る( ̄。 ̄;)
「自分はちゃんとした常識のある人間、男は人前で泣かないんだ」と言わんばかり……
担当の麗(うらら)ちゃんが言ってたよ
故人が虹の橋を渡って4日間も立てば、殆どの遺族の気持ちも一段落するんだけど、通夜になるとね、また変わるの
通夜が終わって皆が帰り…
一人になって我に返ると「ちっぽけな男の美学」など剥がれて落ちて、誰も居ない隅の方で一人泣いてる爺さんがたまに居るんだけど
この爺ちゃんもこれだな
まああれだ、
この場合、爺ちゃんの「面子」より、爺ちゃんの「安全」が第一だし、なんかあった時、私達の「世間体」が悪くなる方がマズいわけで……
寝ていた喪主の義理の娘さんを起こして、爺ちゃんのいるホールへ一緒に行くと、小さくエレクトーンの音が聞こえる
「麗(うらら)ちゃんだ…」

彼女は中島みゆきの
「ヘッドライト.テールライト」「麦のうた」を弾いた
いつの間にか寝れない他の遺族達も集まって、斎場が何か“ほわっと”した不思議な感じになったの
それぞれの遺族の多くが泣いていた(=^..^=)
『お疲れさま(^-^*)ノ』
『よかったね、あの爺ちゃん泣けて』
「うん!爺ちゃん、自分より先に逝った息子を許せて…多分、残りの人生を普通に淡々と生きていけそうだよ」と
そして、彼女は…大福ちゃんをモフリながら言った

(本人)
『大社長、金麦飲もうよ!!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶』
1ラボの通夜の一コマ……
然もあらん
……桃子の日誌…