死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

生きていてゴメン (p´д`q)

 

……漢気のある女の子達の為に (。・_・。)ノ…

 

       「生きていてゴメンね」

     これを言われると返す言葉がない( -_-)o

 

昨日、冷たくなった享年90歳の婆ちゃんの湯潅と化粧を保安部の女の子達とボランティアの女の子達もやって来て一緒にやったよ

(遺族には非公開)

 

 

この婆ちゃん……

   爺ちゃんが仏さんになった時

 

遠方で暮らす子供達に頼まれてグリーフケアボランティアの女の子達が訪問していたの

(もちろん婆ちゃんの葬儀生前予約は貰った)

 

で、、歳のせいで脚も悪く…時が経つにつれて更に外出しなくなり

 

ボランティアの女の子達が

 

「どうしよう( ˘•ω• ).。o」

『おぅ!!トレーニング替わりに!』と

 

保安部の女の子達が背負って外出していたんだよね

 

ある日

いつものように背負って公園まで歩いていた時、婆ちゃん彼女の背中で

 

    「生きていてゴメンね……」って


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彼女は何も言えず、婆ちゃんを背負いながら只々、泣いたそうだ

 

結局、そんな婆ちゃんも入院して…… “理 (ことわり) の虹の橋”を渡る

 

 

彼女達は

「あまり化粧が得意じゃないので失敗したらゴメンねー」と言いながら婆ちゃんの○に化粧を仕上げたよヾ(^^ )


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人手も多かったので湯潅と化粧は早く終わり、担当の茜ちゃんもまだ遺族と話していたから

「最後に私達だけで婆ちゃんとお茶とお菓子食べよっか?」

 

婆ちゃんと皆で番茶とお菓子を食べてると、

 

    『え!!婆ちゃん笑ってる?』

    「笑ってるかも?」

 

って保安部とボランティアの女の子達がビックリしたから

『貴女達に化粧をして貰って、よっぽど嬉しかったんじゃない?まあ、こんな不思議な事はたまにあるの』

 

   彼女達…婆ちゃんの手を握ってまた泣いた

 

 

夜遅く……

「アネゴ~婆ちゃんになんかやったでしょ?」

茜ちゃんは保安部の女の子達が『婆ちゃん笑った~!!』って大騒ぎしていたから

「アネゴがなんかやったな~」って思ったそうだ (o^^o)

 

 

私達納棺師の仕事は、遺体と遺族とが最後に良い別れになる様にする事。

だから、婆ちゃんと深く関わったボランティアの女の子達、保安部の女の子達も最後は最高の良い別れになるべきで……

 

以前、この言及記事に書いた

実は……リハーサルで暗くなった会場で、私が頬の詰め物の位置と形状を少し変え、こっそり表情を直した

今回も彼女達がお茶とお菓子の用意をしている隙に…私が表情を直したの (ゝω・)

本当の私達の仕事は格好いいドラマみたいじゃないんだよ(^_^)ゞ

 

   彼女達も良い別れが出来た様だ

 

         然もあらん

 

             ……桃子の日誌…