……第三京浜の車上にて
シャンソン婆ちゃんと語る…
私の750liのオーディオから
真白なガードレール 港へ続いてる
私は助手席の窓をあけ 風受ける
ドライヴしたいなんて みえすいた口実ほんとうはもう少し ときめきたいの
中森明菜の歌が聞こえてきた
中森明菜 ヨコハマA・KU・MA ショート
昨日は珍しく私の運転で、シャンソン婆ちゃんと二人だけで第三京浜を東京へ……
「婆ちゃん、ユーチューブで好きな曲かけてね~」と言ったら婆ちゃんが選んだのが
中森明菜の「ヨコハマA・KU・MA」だった
「大社長、この曲って知ってます?」
私が産まれる前の曲……
亡き父のレコードでかな?知ってたよ
で、色々婆ちゃんと話したんだ。
40年以上前
この頃の日本はバブル少し前
「女が自立したくても自信が無くて…やっとの思いで背伸びをし始めた頃ですね」
「この曲、そんな女の子の気持ちが出ていて好きなんです」
この曲の後くらいから女の眉毛が太く黒く…服に肩パットが二枚とかのバブル期になり
“私は自立した女”って言いながらも彼氏に頼り、彼氏もそれに応えてたってヾ(^^ )
「大社長みたいな女の人は50歳位以上でも少なかったですよ。私も歳をとるはずですわ」
ただ私は思うんだ
何か中途半端みたいな時代だったか知れないけど、ダイレクトで泥臭いエネルギーが満ちあふれた時代だったんじゃないか?とね
ハーフスロットル……
アクセルを踏んだら婆ちゃんの頭の上に窓のハンモックで寝ていたノエちゃんが落ちた
第三京浜の車中、たわいも無い一コマ
然もあらん
……桃子の日誌…