死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

されど空の青さを知る

 

……ある偏屈な数学者の葬儀にて…


井の中の蛙 大海を知らず」ってことわざがあるけど
読者の皆さんは、これに誰かが付け足した続きがあるのをご存じでしょうか。


  「井の中の蛙大海を知らず
     されど空の青さを知る」って…


私は

昨日ある大学の先生の葬儀で使わせてもらったよ


この故人、病気で両親より先に逝った…某大学の先生で
       まあいわゆる「数学○カ

 

両親が「世間を知らない…“井の中の蛙 大海を知らず”の息子で…」とかって感じの遺族挨拶をしたんだよね

 (何を言ってんだ?それ貴方達の育て方が悪いんじゃないの(・・;))


なんか偏屈顔で遺影になってる故人先生が可哀想で…
私は火葬場へ出発の号令の前に


実は井の中の蛙大海を知らずに、続きがあります

  井の中の蛙大海を知らず

      されど空の青さを知る


故人は…

狭い井の中にいたからこそ誰よりも”数学“の青さ(奥深かさ)と美しさを知っています


と…故人を肯定したら、
   お母さんギャン泣きしたよ

 

        σ(^◇^;)

 


      「されど空の青さを知る」


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なんかソクラテスが言いそうなフレーズだけど(・・;)

これが付いていると井の中の蛙の方が良い生き方にも聞こえる

 

大海を知ってる、
深い美しさを知ってる。

 

このテーゼとアンチテーゼ、

どちらの人生が良かったのか?棺桶に片足を入れてみるまで分からないの

 

この先生は

     “井の中の蛙“が良かったのかも知れない


        然もあらん


            ……桃子の日誌…