死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

音楽葬の舞台裏にて (°° ;)

 

……Let It Be をどう訳すか?

 翻訳の字幕で成否が決まる (・・;) ……

 

        「ねぇ大社長、これどう訳する?」


f:id:however-down:20230519012210j:image

 

私がノエちゃんを全力で吸ってたら、演奏部の演出課の女の子が頭を抱えてやってきたよ

通夜の終わりに演奏するビートルズの「Let It Be」の文字列〈 Let It Be 〉の訳の事だった

 

 

私達は洋楽を多く使う。スクリーンに故人の人生を想起させる映像を演奏にリンクさせ…

そこにオリジナル言語と日本語の翻訳字幕を入れると会葬者は自然に画面を見るから、より演奏と映像の中に入り込む

だから翻訳は超重要なの

 

Let It Beの基本的な翻訳では

When l find myself in times of trouble

悩み苦しみ抜いたとき

Mother Mary comes to me

私のもとにマリアさまがやってきて

Speaking words of wisdom, let it be

こんな言葉を呟いた…ありのままに

 

こんな感じの「ありのままに」ってのが一般的なんだけど、

 

Let it be, let it be

Let it be, let it be

Whisper words of wisdom, let it be

 

この太字部分のLet It Be をどう訳するのか?が大問題なんだよね

 

例えば

Let it be,  let it be

なすがままに、そのままでいいんだ

Let it be,  let it be

あるがままに、なるようになるから

 

Whisper words of wisdom, let it be…

そんな言葉が聞こえる、思いのままに…

 

とか……

でもそれだけじゃダメで、故人の経歴や故人から誰へのメッセージなのかで違ってくる。

 

彼女はLet It Beの部分だけって考えてたから

「オリジナルの翻訳は結構知られているから、全体の解釈をギリギリまで超翻訳した方が良くないか?」って言ったら、

『う~ん……』と頭を抱えたまま出て行った

 

そういえば…私も別の遺族に呼ばれてる追善供養コンサートで歌うレッドツェッペリンの「移民の歌」やら何やらの構成を考えるんだったよ。

「もうちょっとノエちゃん吸ってから考えよ~ヾ(^^ )」ってネコ吸いしてたら

 

『アネゴ、数学わかんないから教えて!!』と茜ちゃんが乱入 (ノ-_-)ノ 


f:id:however-down:20230519013352j:image

 

                    オージーザス ( ̄0 ̄)

 

 昨日もエントロピーが増大した

     カオスな斎場だった(o_ _)o

 

           ………桃子の日誌…