死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

置き忘れた4万円に正直でいられる会社は 私の誇り

 

総務局……

凄い美味そうな猪の焼肉の匂いがする(*^^*)

 

昨日の昼過ぎに仮払金をトイレに置き忘れ、紛失すると言う事件があった

無くしたのは杏奈ちゃん。

 

当社の葬儀施行など外勤がある一般社員やアルバイトの全員に仮払金5万円を預けてあって、必要に応じて使うんだけど、 (勿論、領収書はいる)

 

彼女は一人で電車で移動中に駅地下トイレに置き忘れ、気付いて戻った時には既に無くなっていて駅にも交番にも届いていない……

で…「桃さん~(T^T)」って泣きながら電話掛けてきたってワケ。


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封筒には4万円と小銭がいっぱい。かさばって内ポケットから落ちそうになったから、一度出してしまいそのまま忘れたヾ(・ω・`)

 

そんな時、報告書は出させるんだけど、すぐ正直に失敗を報告すればごちゃごちゃ追及する事はしない。

これ凄い重要な事で、失敗を叱責し過ぎれば、怖がってそれを隠す為の不正が行われ…

そんなのが積み重なり発覚した時には、一発で会社が致命的な損害を被る

 

それに失敗の原因を探らず放置されると、何度も失敗の隠蔽など不正が繰り返される。

 

仮払金も使い道も預かってる者の裁量に任せてある。こうするとお金を使う時により真剣に考えてくれるからね

 

失敗は早く正直に報告する。

それが正直な事なら責め立てる事、陰口、悪口なと誰に対しても絶対にしないし、最終的な責任は全て総裁(私)が取る。

 

社員が増え始めた頃、これを私達役員と社員、当時のアルバイトで決めた。

 

だから杏奈ちゃんには

「他の物を無くさなくてよかったじゃない。気を付けなよヾ(^^ )」で、お小言は終わりだ

 

それでもションボリしていたら、経理の女の子達が気付いて…彼女は正直に話す。

 

   で、「猪だね…!」と決まった

 

杏奈ちゃんは口の周りを脂だらけにしてパクパク食べてる

 

まあ…1番に報告したのが専務やマリウスじゃなく“1番怒らなそうな私”って彼女は忖度したのかも知れないけれど

そんな彼女を私は可愛くて仕方ないんだよ

 

        …………桃子の日誌…