死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

土に還る(かえる)…

 

全ての生物の魂が抜けた亡骸は、一つの例外も無く跡形も無く土へと還る。

私も読者の皆さんも…地球で生まれ地球で最期を迎えた者の「公理」だから

 

 

間もなく(既にか?)東京は夏本番を迎える。

夏と言えば当社で暮らしたり関わりを持つワンコ達が大好きな

後輩社長宅での

 

    ワンコプールで水遊び………


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……なんだけど、プールと縁側の間が芝生と土で、そのまま部屋に入られたら泥だらけになるので、


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プールと縁側、ついでに庭のワンコランニング散歩道を高密度の人口芝にする


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でも、その新しい散歩道のすぐ横に後輩社長がここに住み始めた頃、“虹の橋”を渡った3ワンコが土葬されているの

 

昨日は友引で葬儀が無い

故に人口芝工事をする為、そのワンコ達の遺骨を掘り起こし室内の霊廟に安置した

早朝…坊主の慰霊祭の後、土葬墓を掘り返す

二番目に虹の橋を渡ったワンコ……

 

火葬をしていないから

  骨も土に還るのが早いんだよね

 

この子は老トイプードルで、頭蓋骨の一部分と背骨の4分の1以下が何とか集める事が出来た。

三番目のビークルは頭蓋骨の一部

 

最初の雑種ちゃんは殆ど分からない

   「こうやって土に還って行くんだよね…」

ひかり(後輩社長)がボソッと呟く

 

この子は周囲の土を遺骨とした。

 

 

この最初のワンコから暫く老ワンコ達がやって来て、半年に1ワンコが橋を渡って行く

自治体に遺骸の処置を頼んでも良かったけど、ひかりが断固拒否。どの様に扱われているのか分からないし、ゴミを捨てる様に扱っていたなら、担当者の命の保証は無い。

私もそんなの絶対に許せないから……二人で深さ70センチほどの土葬のお墓をほって埋葬したんだよ。

 

総務局や後輩社長宅に集まる子供達が、ネコの亡骸を私の所に持ってくるのは、そんな扱いの可能性の話を聞いたから尚更なんだ。

 

まだ私とひかりの二人だけだった会社……

ただ前だけを見てがむしゃらに突き進んだ「青臭い頃」の事を知っているのがこのワンコ達。

遺骨を綺麗にしながらしんみりしてる後輩社長にカールちゃんがピッタリ横にくっついて顔を見上げて心配している…………

 

 

………………霊廟に安置後…

  まだ何となく元気が無いひかり

 

ふと障子の穴を見ると心配そうにワンコが覗くいている。


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呼んだら私の前を通り越し走ってひかりの所へ続々と集まり顔を覗き込む(o_ _)o

 

みんな彼女が大好きなんだ

さあ、この生きている子のために来週から工事。今年の夏も暑くなるね (#^_^#)

 

           …………桃子の日誌…