「ねえ、何この写真?」
「どうして原爆落ちたの?」
先日、総務局の新型コロナ対策での排気用最終グレーチング工事に伴い、
「参考 こんな感じのグレーチング」
子供達は引率のお母さん社員と共に、各ラボ斎場に分散して預かった。
私のラボ斎場にも、まだここに来たことが無い子供達がやって来て楽しく過ごしていった
ここの会議室には
日本に原爆を投下した二機のB29と、東京ローズの三枚の巨大パネルが掛けてあって、
去年、広島原爆投下のキノコ雲、投下直後の市内の様子のパネルも追加で掛けた
この日来たのは幼稚園に通う子供達。
始めてこのパネルを見た子が
「ねえ、何この写真?」
「どうして原爆落ちたの?」
それはね……日本に「国力」って言う「チカラ」が足りなかったからだよ。
「ふぅん~」って言う反応
以前、過去の日本が参加した戦争の話しはそれとなく話したけど、自分で咀嚼する事はまだ無理ってものだ
大多数の人は
戦地での戦い、空襲、戦火に巻き込まれた民間人、そして原爆投下など
戦争の悲惨さを子供達に語り「二度と戦争などしてはいけない」と子供達へ語り継ぐ。
私達は……
勝てない戦争は二度と繰り返してはいけない。如何してもしなければ成らない状況になる前に、相手の三倍以上の「ちから」を持って、それから行う事。
これは会社経営も同様なんだよ。
と、子供達に繰り返して言っている。
年長のお子ちゃま役員の女の子の日本史の教科書には
「日本軍は開戦初期は勝利を収めたが、戦中、戦争末期はタコ殴りにされて負けた」って習うみたいだけどちょっと違うな。
あのハルノートなど断じて受け入れるわけにはいかず、戦争に突入するしか無かったあの時代の状況………
牟田口インパールクソ作戦以外、緒戦で陸軍は南方でも沖縄でも米軍師団の攻撃をを何度も破砕し勝利を得てるけど、
結局、日本軍にとっては“援軍の無い籠城戦”の為に、無限の回復力のある米軍に敗れると言う事象を繰り返す。
守備部隊を救出出来るだけの兵力と言う国力が足りないからだ
それでも日本陸軍は血達磨になって奮闘し、アメリカ軍に多大すぎる死傷者を発生させる
故に、原子爆弾が使用された。
普通に戦ったのでは、更に莫大な戦傷者が出るからね。もちろんその戦傷者の数はアメリカ軍の損害しか考慮されていない
都市への絨毯爆撃を含む“民間人大量殺害”などの戦争犯罪を追及したところで「戦勝者の正義」に寄って簡単に握り潰されてしまう。
これはいまだに続いている事で、敗戦者達はこれを受け入れなければ成らない
それが嫌なら…全て戦いに「勝利」して、勝者の特権を行使するんだ
今更だけど
日本にアメリカと同等以上の国力があったなら、この様な惨劇は起きていない。
世界には実際に起きている、起こしている事とに矛盾したきれい事が、悪魔の舌先に寄って語られていく
戦争を起こしちゃいけない。
そう子供達に教えるのなら「政治に参加しなさい」そこから始めなければ成らないよ
そして国力を更に高める政治を行って行かなければいけないんだ…………
…………会議室に掲げられたパネルの
「東京ローズ」は子供達に語る
現実を見ない…ただのきれい事は
虚しく惨めなプロパガンダだってね