死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

軍歌、再び

 

歌や音楽は、人間の心理状態、身体的な状態を変化させてくれる

これこそが「歌と音楽の力」なんだよ

 

 

「ボス~日本の軍歌歌えるのー」とキャンディから電話が来た ( ̄0 ̄)

 

昨日、

自宅で亡くなった“かなり裕福な99歳の爺ちゃん”の葬儀を受注し…キャンディが担当

 

   家族だけの音楽葬での施行と決まった

  (と言っても曾孫まで入れて20人)

 

 

この年齢の人達の殆どは、徴兵され戦地に行っていて、爺ちゃんは陸軍で南方戦地を転戦したそうだ

歳をとり…ボケていて怒ると

 

  「俺を誰だと思ってる!

     (陸軍)軍曹だぞ」が口癖。

 

皆さんの周りにもいるでしょ?

「俺を誰だと思ってる!」と言うヤツ

 

 

でもね、この爺ちゃんはちょっと違う。

 


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戦地で起きたあらゆる事象を、全て受け入れ肯定している

 

だからこんなに子孫も残し、長生き出来たんだよね

 

 

曾孫が遊びに来ると民謡や演歌…そして軍歌のCDをかけて貰っていて、部屋にはそれらのCDやレコードが沢山あったそうだ。

 

 

……………まだ、演奏曲目は決まってない

 

音楽葬では昭和40年代~令和の音楽が主流で、元兵隊の人がメッキリ減り

 

戦前、戦中、敗戦直後の歌は

 

「椰子の実の歌」

「りんごの歌」

 

「影を慕いて」

「流浪の旅」

 

などがリクエストされるのだけど、これだけでは全然ダメ

今、爺ちゃんが何を良く聞いていたのか?をキャンディが曾孫と確認している。

 

オーケストラのメンバーも集まって、予想される曲目のリハーサルを、ほぼ徹夜てやっている。

 

 

でも、疲れた様子では無いんだ

私も何故か燃えている。

 

 

軍歌ってね

他の歌より遥かに心に働きかけるパワーがあるんだよ