死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

男涙と気合とド根性の突入

 

今日、元特攻隊員の法要を施行した

遺影のじいちゃん…いい顔して居るんだな~

 

 

最近……

 

元兵隊って言うじいちゃんも少なくなった

私がブログを始める少し前がピークだったかもな…中には特攻隊員の生き残りってじいちゃんもポツポツいて

終戦直後、ぶん殴られた事のある上官を路上で見つけて、半殺しまで殴ったという鹿屋にいたじいちゃんとかが喪主の、軍人会みたいな葬儀なんてのもあったね

 

生き残った強運の持ち主も、寄る年並みという「理」には勝てないって事だ…………

 

 

……………現代、巷には

特攻隊の動画や書籍が溢れている。

YouTubeの動画には特攻隊員を英雄的に美化しているもの。

新聞の下部の書籍広告にある特攻隊について言及している本には、犬死に、無駄死になど蔑む様な事を書いているモノもある

 

その様なものには当時の状況などの背景が殆ど加味されていない。

 

 

アメリカ軍の統計に

 

急降下爆撃や水平雷撃の命中率は約1.9%

特攻機の命中率は約30%

 

といるモノがある。

 

ツマリ、特攻開始時から終戦まで高い戦果をあげたって事。

 


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      「特攻により炎上中のバンカーヒル

 

 

戦争中の米軍損害艦船の内、七分の一が菊水作戦での損害………

 

故に特攻作戦は失敗では無かったと私は思う

 

 

前記事でも書いたけど「VT信管」などあまり効果は無く「殆ど撃ち落とされてしまいました」何てのは特攻の悲惨さをより際立たせる為の演出だ。

 

一命をとして突入し、命中させて、一人が数百名のアメリカ人を殺傷し戦果をあげたのに “ 無駄死にした” などと言う事は、隊員を侮辱しているね。

 

………しかし…

戦術としては下の下で、命令の限界を超えているのは確か

命中率こそ高かったけど“必ずパイロットと機体を失う致命的な欠点”は、戦術の成功を積み上げても長期的な戦略目標を達成出来なくなった………

 

 

……………遺影のじいちゃんは

ホスピスで死刑囚の気持ちがわかったと言っている。死刑囚も特攻隊員もギリギリまで死ぬ時を告げられず、勢いで志願したけど出撃するのが怖くなってきたそうだ。


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しかし…

そんな恐怖は猛烈な同調圧力で踏みにじられ、涙と気合とド根性だけで突入した特攻隊員に、私は畏敬の念を抱かずにはいられない。

 

 

あの特攻隊員の生き残りじいちゃん……

靖国には行けなかったけど戦友と上手く再会出来て、楽しくやってるのだろうか……

 

 正直、少しボケてたから心配だヾ(・ω・`)