死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

お母さんに 甘えてあげな

 

今日は月1回の会社全休日

でも、人は私達の都合に無関係で死ぬから、月1全休日でも当番で会社に出て来る社員がいる……

 

今日の総務局の出番は、電動車いすに座りっ放しの女の子と、他に女の子社員が二人。

 

 

車いすの女の子の動かす事が出来るのは、僅かな指先とアゴから上だけ

 

しかし、あの伊是名氏と全く違う方法で「健常者達と本当の助け合い」を実行している

 

 

今週、世の中はゴールデンウィーク

極力社員達を休ませる為、今日は非常勤職員でもある彼女のお母さんに介助をお願いした

 

 

私も今日は休み

防犯カメラで総務局の様子を見てると、彼女の母さんは自分の娘の介助を嬉しそうにやってる。良かったよ………

 

 

…………ウチの車いすの女の子は

「勘違い障害者の伊是名氏」とは違い、知恵を絞り自分で障害をクリアしようと奮闘……

 

彼女の机に設置した、自らプログラミングした産業用ロボットアーム三基、小型のドローンを1機を駆使し、凄い執念で今では仕事の4分の3は介助無しで一人でやっていて

 

なんか彼女を見てると、乙武氏が二足歩行に拘る気持ちがわかる

 

 

 

でも意外な所で寂しい思いをした人が居て……

それは「彼女のお母さん」だったんだよね

 

お風呂も食事も……

最近、AIを使った最新型に更新したのでメイクまで自ら会社でやる様になり

 

 

お母さんに頼る事が極端に減って

車て送って来る時の顔は…なーんか暗い。

 

姥捨て山に捨てられた婆ちゃんみたいな感じ

 

 

だから彼女に

「お母さんに少し甘えれば?今まで貴女が楽しく出来たのはお母さんのお陰だし……」


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「ワガママ言って甘えるのも、一つの親孝行だから」と言った

 

 

彼女は「フゥ~ン」と言ってたけど………

 

 

今、見ると

彼女はロボットを使わず、照れくさそうにお母さんに食べさせてもらってる。

しかもニャンコ塗れの最高の状態でだ

 

 

いや~お母さんホントに嬉しそうだよ 

 

 

そんな様子を見ながら、私も動物家族とお昼ご飯を食べていると、麻理鈴保安部長から電話

彼女も総務局の様子を防犯カメラで見ていて

 

「介助の考え方を考え直す時期なのかな…」

 

って言った。

 

 

総務局で車いすの彼女に1番影響を与えたのは麻理鈴……

少し寂しそうな顔して言った。

 

その直ぐ後、ニャンコとワンコに塗れた専務から電話……

同じ様な事を言ってる。

 

 

 北から南 西から東……

     風も変われば事態も変わる

 

 

当社の障害者の介助……

考え方を考察する「折」を迎えた様だ