先ほど
曹洞宗の寺へお泊まり体験に行っていたお子ちゃま役員の2人と総務局の子供6人が、引率の保安部の女の子達と帰って来た。
もちろん、住職の喜捨してちょうだい~の泪目圧力があったからなんだけど、
「禅」の作法や基本的な考え方は、当社での集団生活に必要なので雲水に「仏法じゃない話しをさせる事」を条件に承知した。
子供達は夜の寺で…
薄暗く幽霊以外の妖怪が出そうな寺の雰囲気にヘタレに成りそうになったけど
雲水と房守(住職の奥さん)が作ってくれた精進料理が美味しかったり
トトロに出てきそうな
タイル貼りの丸いお風呂…
私達が場面かん黙症の女の子を拉致して来た時みたいな変わった寝床
朝の座禅の後に食べた“お粥”が美味しくて、おかわりしたり………
(お粥だぞお粥!そんなに美味いのか?)
住職が呼んでくれた「梅花講」のおばちゃん達が詠う「ご詠歌」がキレイだったそうだ
で、メインイベント……………
「総裁さんも見てるのですか?」
『役員の殆どがライブで見てるし、録画も見るって言ってます』と、引率の社員が言っていた ( ̄0 ̄)
かなりビビっていたけと
「永平寺」に修行に行った雲水は
仏法じゃない話に“如何に仏の教えを折り込み”子供達に仏法を教えるのか………
朝食の後
私達や梅花講のおばちゃんの前で話を始めた
雲水は
以前、パチンコおじちゃんの音楽葬で出棺前に歌った「蛍の光」について話しをした
そもそも蛍の光は四番まで歌詞があって、私達は、“蛍の光” を四番まで歌う
一番二番の蛍雪の功の友よ、どうか無事で(幸く)も良いけれど、三番、特に四番の最後の2行目の歌詞が最も重要で
至らん國に、勲しく
(いたらんくにに、いさをしく)
努めよ我が背、恙無く
(つとめよわがせ、つゝがなく)
さすが永平寺で修行した雲水だからか
私達が歌う意味を良く理解していた
「至らん國に、勲しく」は
日本の支配が届かない国には勇敢にきっちり仕事をやれ!ではない
日本の統治が至らない国に対しては、勇ましく、清く正しく接する
つまり…何に対しても恙なく
媚びへつらう事や、見下す事をするのではなく、誠実に対等に接する事が大切
常に勲しく振る舞う事は難しいけど
修養には限りが無く、一生を掛けて実践し続ける事が大切なんだと分かりやすく話しをしてくれた。
勲しく…誠実に対等に接する事……
私も言葉では分かってはいるけど、凡人の私が、これを実践し続ける事は限りなく難しい
周りを見ると
総務局に居た女の子達がかぶりつきで聴いている
先ほど私はこの雲水にお礼の電話をしたら、雲水の兄ちゃん泣いてたよ
仕方ないな………
今度、檀那寺が無い曹洞宗の遺族の葬儀に「2人でおいで」と呼んでやるか (o^-^)
…………彼の仕事の練度を
私は認めたのだから
外は良い天気だ(´-`).。oO
“ 春は花 ”ってかい…なあ道元さん