昨日は「能楽師」の指先と言う“角”に現れる美しい輪郭を例に書いた。
“角”が美しいと見ている者に“感動”を与える
この村主章枝氏の演技での指先
この方は表現力が素晴らしいと言われてきたけれど、それは指先の表情と顔の表情とが良くマッチしているから
スケートの技法は、同時代の選手と比べると普通なのかもしれないが、舞踊の出来は負けでない
故に、見ている者はより演技に引き込まれ感動するんだよね
これは、ヒップホップでも、日本舞踊でも、バレエやジャズダンスでも変わる事の無い「理(ことわり)」なんだよ
こちらの羊羹の画像……
上の二枚は面と角の現れ方がガタガタで、角を構成する断面が綺麗ではないが
三枚目の羊羹は面を構成する角が綺麗な直接で、澱みがない
このカステラもそうだ
上のカステラの断面は左右非対称で片側か丸く、如何にも買ってきたカステラ。
しかし……
下のカステラは明らかに違うよね
これだけで、客から取れる代金が変わるんだよ。
違う食べ物もあるだろう!!
ラーメンやパスタ。サラダや和え物とか!?
これね、
そんな盛り付けられた食べ物の色や形から連続し表現する「器」の面と角がその役目を果たしていて…
器が違うだけで伊之助の感動してほわほわする度合いも変わる
この感動を追求し続ける者を
「表現者」と言う
……………つづく…
次回は、納棺師は表現者なのか?
先日、私に相談しに来たおば様納棺師