読者の皆さんは
う~ん…あまり見ている方は居ないかな…?
日曜日の21時からEテレでやってるクラシックや古典芸能の番組。
ウチは葬儀の内容故に、
二つの直轄局やオーケストラの連中、私達役員は録画してまで見ている。
昨日、水死した婆ちゃんを連れてきたキャンディは、月末の古典芸能が大好き
中でも「狂言」「歌舞伎」「文楽」「人形浄瑠璃」そして大好物が「能」と来て
私達なんか足下にも及ばないくらい知っている
人間五十年、化天(下天)のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
(敦盛)
多分、大くの日本人が知っている「敦盛」などの哲学過ぎる作品は、二人ともあまりお気に入りではないが
「土蜘蛛」や「船弁慶」などの妖怪物は、立ち回りが派手で大好き
(土蜘蛛)
実際に土蜘蛛の糸は、一度お別れ会で使った
キャンディは車の中で見た「船弁慶」の、昨日の弁慶のおじさんが格好いい (≧∇≦*) と大騒ぎ
私は子供の判官(源義経)が、ジッとしていられなくて、小刻みに揺れてるのが可愛いの何のってね………
……………朝、総務局に行くと「船弁慶」の話しで盛り上がっていたけど、私やキャンディみたいな事じゃない
「静御前」と「平知盛」の二つのシテをやってたおじさんの指先の美しさだ
例え扇を持っていても
扇を持つ手の先端や関節は美しく
日曜日の静御前は、
指先、指関節10ミリに静御前の別離の悲しみが凝縮され
平知盛の亡霊が持つ長刀を掴む指先には
武芸者の優美な力や
霊力さえ感じる……
………………つづく…