死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

家族に訪れる「折」

 

先日の中2の女の子……

 

兄貴達は、早朝5時前後に

   父親も、朝8時前に到着。

 

 

皆、女の子の為に車を爆走させてやって来た

 

 

 

家族が寄り添ってる

悲しいけど…安祥な時が流れて来る…………

 

 

 

……………朝ご飯を食べて

 

後の事務処理の為に父親と兄を病院へ、自宅マンションに女の子と下の兄を乗せて走る……

 

 

 

その日の夕方前

私は復元の為、女の子家族のいるラボ斎場に戻ると……

 

ウチの社員の女の子が、中2の子に勉強を教えている( ̄0 ̄)

 

お父さんが単身赴任したのは、娘さんが転校したくないのと、都内の進学高校にいきたいから……

 

 

今、塾に行くワケにいかないし、勉強してると気が紛れるからで……

解らなくて考えてたら、ウチの職員が教えてくれていた

 

因みに

私と同じ高校に行きたいそうだ…(*_*)

 

 

「仕方ないから父親の所に行く……

   でも、東京の大学に行きたい…」

 

 

 

そうだね

中学生の内は、保護者と暮らさなければ成らない

 

 

これが、高校生なら後輩社長の家に下宿って事も可能だけど、中学生の今は…ムリだ

 

 

 

人生の「折」はね…そんなもん

出会いを利用しながら、自らが解決しなければならない

 

 

 

台所では、

男三人が喧嘩しながら晩ごはんを作ってる。

 

 

自分達で買って来た食材で回鍋肉……

明日の朝はパンと目玉焼き。

 

 

この日、お母さんは

初めてお父さんの料理を食べた

 

何か食事のグレードがドンドン下がって来てるけれど、微笑ましい

 

 

この…普通の家族

 

本当に良い家族だよ、お母さん……

 


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家族5人水入らずの時間も、間もなく終わり、

 

娘さんが「折」を曲がった後の、大きな虚無感を埋めてくれるのは、

最期の濃密な時間と、お父さんの懐の大きさだけだ

 

大丈夫!!とお母さんが言ってる

 

 

そう………

 

     この四人なら大丈夫!

 

 

一人ぼっちの娘の為に車を飛ばしてやって来る

 

   開けっぴろげなこの家族を

     私は応援せずにはいられない

 

 

 

今日は………通夜だ