私達は社会問題を偉そうに語る評論家や、今や社会ゴミ同然のジャーナリストでは無い
私達は実行者だ
我が社は様々な者を受け入れてきたし、これからも受け入れる
昨日の昼……
シーズーわんこの「花ちゃん」が後輩社長宅から旅立って逝った。
もう…大勢のワンコやニャンコが総務局から旅立った
役員の女の子の部屋で過ごす故人から引き取ったワンコやニャンコは全員総務局に連れて来て、皆と共に最期のひと時を過ごす。
花ちゃんは後輩社長宅で皆と………
殆どのニャンコと違い
ワンコ達は、
人々の欲望に寄って生まれ…
人の為に生きる
花ちゃんも同じ………
全て人の都合だ
なのに死ぬ時は………
いつの間にか死んでたなど、私達の会社では絶対にあっては成らない
ウチの会社から旅立だった仔は
みんな誰かに抱かれながら旅立って逝く
花ちゃんは、2部長の妹に赤ちゃん抱っこされ
他のワンコ達や赤ちゃんや小っちゃな子供達に見守られながら、穏やかに逝ったそうだ……
子供達は最初…何の事か分からなかったみたいだけど、泣き出した…
初めて「死ぬ」って事に触れたのだ
そうだよ…私も花ちゃんも、貴方達も皆死ぬんだよ
後輩社長は花ちゃんの訃報を聞いて、私に仕事を任せ、皆と花ちゃんの元へ
夜遅くに気丈にも仕事に帰って来たが
遺体安置室で後ろを向いて…
肩を揺らしていた。
大きく肩を揺らしていた………
ひかり(後輩社長)……
あんたは花ちゃんがあの世へ逝った時に、
じいちゃんを直ぐに見つけられる様にと、白内障手術をしてあげ……
皆からもっと必要とされ、愛される様にグリーフケアやセラピーに連れて行ってあげた
花ちゃんは今頃、じいちゃんの膝の上で、そんな話をしているよ
あんたは、本当に良い徳の高い事をしてあげたんだ
《電脳コイル でんすけ》
さあ……花ちゃんの為に
盛大な弔いをしようじゃないか!!
それまでは
ダックスのジャックと二人で
花ちゃんとの別れの時間を過ごしな……
ね!私の自慢の優しい戦友よ