死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

令和「羅生門」

 

何が善で…

何が悪なのか

 

悪に対する悪は許されるのか……?

 


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羅生門」で芥川龍之介

  「エゴイズムの肯定」を読者に問うている

 

 

 

昨日、この度の騒動で経済的に困窮していた2名の学生を新たに雇用した

 

 

12名全員保証人無し

給料は当面日払いで渡し

 

前期分の授業料は、私が全額肩代わり(後日、分割返済)した。

 

 

入社条件は厳しかったけど、私達は総勢12名の女子学生を、退学の淵から救った

 

これは…私と専務が大学生の時、経済的にどん底に追い込まれた経験があるから

 

 

もし……彼女らはこのまま収入が途絶えたら、退学か、もう一つの女の道を利用し収入を得るしか無くなる。

 

岡村隆史氏が口を滑らせた「風俗」なんかじゃ無い…パパ活に奔る

今、風俗で働いても、客なんか来ないから稼げない

パパ活の方がまだ効率的だ

 

 

これ、母親が亡くなってひとりぼっちになって、お金も無かった時、私も考えた

一日何人ヤレば生活も学費も払えて、且つ貯金もできるか?

1番簡単で且つ稼げるからね。

 

 

専務に至っては、ウチに来る直前まで片足を突っ込んでいて……

後輩社長は専務の話を聞いて、凄く驚いていたけど、私はそれ程でもない。

 

私も専務も、

その行為を「食べる為」と肯定したからだ

 

 

羅生門の老婆も

生きる為に女の髪を抜く行為を肯定し…

 

下人も老婆が女の髪を抜く理由を聞いて、結局、老婆から身包み剥ぐ行為を肯定した




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「悪い人間に悪い事をやっても罪に成らない」

勿論、それはいけない事だとは分かっている。でも結局、肯定したのだ。

 

 

でも、私はそうならずに…専務はソコから抜け出す事が出来た

 

 

 

現世では羅生門の下人と老婆と同じ論理が何千年と繰り返され

 

結局、疫病や苦境耐えてを生き抜いた者だけが、門の向こうの「雅の世界」に生きて……

 

負けて…

そこでくじけ、自らその現状を変える努力を怠ってしまった者は羅生門の世界を生きなければ成らない。

 

まるで「自粛警察を呼称する負け犬」の様に

 

 

だからこそ、あえて良い選択をしない時でさえ「強く」あらねば成らない

今の世の中では特にね……

 

 

今日も一人、苦学生バイトが入社する……