当社は交響楽団×2(軍団)を基本に
様々な演奏形態に寄ってトランスフォームする楽隊やロックバンドを使い、音楽葬を行う異常な葬儀社だ
この間…
たらい回しにあったプロテスタント爺さんの
前夜式(通夜)を火葬の都合で昨夜施行
最初、可哀想で嫌な思いをした婆ちゃんと遺族の為、キーボード6台で無料のサプライズ音楽葬にしようと準備していたが………
…………「リハーサルついでに私達がやるよ」とウチの楽奏軍団が言ってくれた
特にホーン奏者が暇をもて余していた様だし、危険手当5000円もちょーだいってやつだ
ポイズン.ストロベリー、バイパーストロベリー合わせた総勢70名以上が演奏する軍団…
“緑のタヌキ”が白目を剥く、毒イチゴの巨大クラスターだ、ざまあ見ろ…♪(´ε` )
参列者は遺族の三人、私達が三人だけだ
ホーンクラリネット奏者は左右のアクリル樹脂の陰圧ボックス(排気は野外へ)に入り、
背中から口元にオゾンエアが出るチューブ2本、ベルの部分に次亜塩素酸水のドライミストを噴射してウイルス防御する。
酸欠が心配ではあるけど………
他はマスクを密着させて着用
ライブハウスなどでやってた…
手のひらアルコールやマスク着用、換気なんかでは不十分
その場にあるウイルスを、感染が成立出来ないウイルス量まで下げないと、感染率は下がらないんだよ
オルガン(キーボード)は
マスカーニ…
司祭の私が入る時が一番目立つ様に
トッカータとフーガ……
賛美歌が終わり
私が祈る……
主よ、誠心もて願い奉るわれらの祈りに、御耳を傾けて御慈しみを垂れ給え。
主の御召によりてゆきししもべの霊魂を、平安と光明との御国に迎え
諸聖人の栄えに加え給わんことを
われらの主キリストによりて願い奉る。
アーメン
終わると共に、楽隊に掛けられていた暗幕が落ち大音響と共に音楽葬が始まる
遺族の三人はびっくり
式が進み……
スライドショーでの故人の経歴最後、日本の唱歌では涙を流し、婆ちゃんは崩れて泣いてくれた。
最後の説教の時
私は葬儀業界の一人として、私達の所に来るまでの経緯を謝罪し…
私達全ての愛を持って故人を送る事を誓った
…………明日は告別式
私達は最大の愛で爺ちゃんを送る
楽隊軍団はうがい薬、薬剤鼻洗浄、楽器に付着したウイルスの分解を行い撤収していった
斎場事務所に戻ると
生寿司がいっぱい…(ΘvΘノ)
ノエルちゃんのお刺身もある(#^_^#)
しかもノエちゃん大好きなエンガワとホタテとカニがいっぱい(^^)/
専務が、まだ私達の音楽葬を見た事が無いお寿司屋さんを呼んで見せてあげたそうだ
ど派手な牧師が私だったので、仰天してたとの事
3人で8人前食べて
ノエルちゃんも大満足だ。
当日、斎場での最後の仕事
斎場内の床、壁、天井、椅子の裏表、ドア…全ての設備を次亜塩素酸水ミストでウイルスの分解。
次亜塩素酸を充満させ部屋を密閉する。
私達はね、
中国ウイルスをナメてない
下手すりゃ遺族の婆ちゃんを殺す事になるからね
………………………
…………お寿司を食べながらEテレのオーケストラの番組を見ていたら、東京交響楽団のコーナーを見て私達は仰天した
東京交響楽団は三月に1度演奏会を開催していらい公演活動を休止しているけど
その三月公演の様子は
観客の中にマスクの着用をしていない人が複数いる。
吹奏楽器のベルからの空気の流れに対する防御策がない事。
弦楽器、打楽器の奏者もマスクの着用を行っていない事。
マスクは無理だな……こりゃ宿命かも
リスクを背負ってでも演奏したかったんだろうな……
ゆっくり体を休めて頂きたい
………………
全員、気合い十分!!
さて、今日も盛大にやってやる