死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

冬薔薇(ふゆそうび)の矜持…

 

読者の皆様は

真冬に一輪ぽつんと咲いている薔薇を見た事はありませんか?

 


f:id:however-down:20191221084309j:image

 

 

昨日…総務局に

先日書いた記事の奥さんが挨拶に来ていた

 

 

 

 

法廷闘争中はさすがにカオスランドの総務局では無理なので

1部長の斎場事務室で話しをしていたけど、

 

 

濃い話しも終了し……

アポ電話の時、当社の真の姿である総務局に呼んだ

 

 

私は彼女とすれ違う時に挨拶したくらいで会話は初めて。内容も顧問弁護士から、日報で概要しか聞いていない。

 

前に書いた記事の何百倍もの事情がある様だけど、お母さん顧問弁護士には守秘義務がある

 

私は出向契約上、全てを知る権利があるけど、私も守秘義務事案が増えるのは嫌だから聞かない様にしている。

 

 

奥さんも多分に漏れず…総務局を見て唖然していたけど、直ぐに事情を察した様だ。

 

 

奥の面談室で話してたので、

お母さん弁護士のお子ちゃまと、怪我の治った保護にゃんこ、ノエちゃんを肩に乗せ部屋に入る

 

お子ちゃま達が、碾茶、薄茶、焙じ茶を立ててくれた。

 

 

奥さんとは様々な話しをした

 

自分の勤め先の顧問弁護士は使いづらいし…

御社の顧問弁護士を使わせてもらい本当に助かった。

 

 

死んだ旦那には

 

もうあんな人には出遭う事は無いだろう…

自分の歳も歳だから子供も産めなかったけれど、自分の人生を豊かなものにしてくれて、心から感謝している…

 

………そうだ。

 

 

この人は

世間を騒がせている「蕩児フェミニストでは無い

 

 

自尊心を秘め一人で立つ女…

 

 

この奥さんは……

 

世間の冷たい風に耐えてひっそりと咲く……

   一輪の「真冬の薔薇」の様な人だった。

 

 

 

このまま直帰するとの事で

 

総務局で晩ごはんを食べて…

近い斎場で、音楽葬でのブラームス交響曲第3番を聴いて帰った

 

 

 

帰りの車の中…

 

「総裁さんは、結婚して子供は欲しくないの?」と…

 

 

『私は自分の物理遺伝子に何時の間にか拘らなくなった。

何時の間にか…私の精神的な遺伝子があの子達に受け継がれていたから…』

 

そうなんですね…と

 

 

『これから先…

どうされるおつもりですか?』と聞くと

 

 

「まだ……分からない

でも自分の遣りたい事をやるだけ…」

 

 

そうだね…

 

私も…彼女の心にも

未来のカレンダーだけが掛けられているのだから

 

 

 

       ………ハカマオニ芥子と冬薔薇の矜持