死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

精神障害者らのNPOが出した吹田市事件に関するメッセージ。常に偏見に晒され続ける私が感じる違和感

 

昨日の深夜……

数時間前に敗血症のエンドトキシン ショックで亡くなり

今すぐ腐敗網が出そうな若いお母さんの簡易的なエンバミングの最中…

 

慌てて繋いだチューブポンプの接続が中途半端でチューブが外れ

復元室と私が臭い血液まみれになってしまった……

 

鏡を見ると…

完全防護服とフルフェイス防毒マスクも血塗れ…

 

「女性は血 穢れ多き者」「部落の人々」これらは穢れたるものと言われる通り…



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    羅生門遠野物語の鬼の姿だ。

 

 

世の中の「穢れたる者」「差別されるべき者」の頂点にいるのが私達

 

 

私が納棺師だと判ると…

 

私達が帰ってから『塩』を撒かれたり、親指を隠されたり、

私が使った筆記具を気持ち悪いから使わない

 

オマケに女のくせに生意気…など…

毎日、普通に声や態度に出されて、平気で差別される

 

 

だから…

何故、こんな事でうつ病になるの?

精神分裂病統合失調症など…何でイメージを変える為に病名を変えるの?

納棺師をおくりびとなどと変えるの?

 

とか…当然、思うわけで……

 

 

また…そう言うと

『貴方みたいに強く無い!偉そうに!』と言われるけど

 

 

私は…差別も、蔑みも、言葉の暴力も…

差別や偏見は絶対に無くならない、全て受け入れて、納棺師で生きると腹を括った

 

まぁ、目に余るものは、必ず仕返しはしているけれど…

 

 

 

スマートニュースで以下の記事を見つけた。

 

 

大阪で起きた拳銃強奪事件で、戸惑いやストレスを感じている皆さまへ。 | COMHBO地域精神保健福祉機構

 

 

吹田市の事件で犯人が精神病だった様に言われて…

 

16日には、容疑者の写真が公開されました。17日には、容疑者の所持品には、精神保健福祉手帳2級や、精神科への診察券をもっているとの報道がありました。

どの時間帯のどの報道番組を見ても、同じ内容を出しているので、精神障害を持つものとして、とても辛いと感じています。

 

これから、また私たちが地域で生きづらくなったらどうしよう。

今、外に出たら、何か言われるのかもしれない…

などと、そんなことをつい考えてしまう程に私たちは、世の中が怖いと思ってしまいます。

他の当事者、その家族の皆さんも、同じように辛い思いをなさっているのではないでしょうか。

色々な立場の人が世の中にはいるのはわかっています。でも、今辛い思いをしている私たちの思いは知ってほしいと考えています。

 

と、締めくくられている。

 

事件とは無関係な精神病患者までもが、偏見の目で見られ…悲しい思いをしている。

犯人と私達(記事内の精神病患者)とは違うと言っている。

 

彼らの思いは理解したけど、凄い違和感を感じる

 

 

何故なら…

 

池田小事件の宅間…

秋葉原事件の加藤…

新幹線事件の小島…

 

そして、

川崎市の無差別通り魔……

吹田の拳銃強盗……

どんな状態の人間だったのだろうか……

 

 

全員、様々な原因でメンヘラになってから犯行に及んでいるのではないか?

当然、快楽殺人鬼も先天的な異常者。

 

つまり、精神病患者は健常者より無差別殺人を行う確率が高いと暗に示しているのでは?

 

 

報道が犯人の病名を伝えるのは、視聴者や読者の関心を集め利益を得る為だけど、

結果的に「通り魔に遭わない方法」を教えてくれた事は事実だ。

 

 

例えは

うつ病になっている親が、自分の子供を連れてバス停でスクールバスを待っていた時、

自暴自棄になった精神病患者の通り魔が現れ、自分の子供を殺されてしまう……

 

 

……その後…

もう一人いる自分の子供に

 

「精神病患者は危ないから近寄るな!」

 

と言わないのだろうか…?

 

 

あのメッセージには

「他の精神病患者は安心安全だ」とは書かれていない

 

 

知的障害者についても同じ事。


 今年2月に佐賀県内の商業施設のトイレに当時6歳の未就学の女の子を連れ込んで暴行した強制性交などの罪に問われた嬉野市嬉野町の無職の男(22)

 

 

佐賀地裁の今泉裕登裁判長は18日、「犯行は卑劣でわずか6歳の被害者が受けた精神的苦痛は大きい」としながらも、

「被告には知的障害があり、衝動の抑制が困難だった」として懲役3年8カ月の実刑判決を言い渡した。

との事だ。

判決の根拠は別として…

 

知的障害で、衝動の抑制が出来ないと裁判長は公的に述べ肯定している。

 

 

こんなのが3年8カ月でまたその辺をフラフラする状況…

 

「精神病患者には危ないから近寄るな」と同様「知的障害者には危ないから近寄るな」と注意喚起をしないのだろうか?してはいけないのだろうか?

 

 

それに…

「怖い」と言う動物の生存欲求の感情を抱き、精神病患者や知的障害者には、一切何も言わず、

人知れずその場から離れる事も、怖いと思う事も偏見や差別だと言うなら

それは度を超えたモラハラ以外のなにものでも無い。

 

そのモラハラで健常者がうつ病になったら、精神病患者や知的障害者、それらの支援団体はどんな責任を取れるのだろうと私は思う

 

 

 

世の中は理不尽と差別と偏見で溢れかえり、未来永劫、それらは絶対に無くならない。 

 

それは『公理』だ

 

 

彼らNPOは、実現不可能な理想など語らず

 

精神病患者が、理不尽で生きづらい世の中を、如何にして渡って行くのか……

その術を考え実行し、世界に発信する事。

 

起き上がれない引きこもりの人間がいたら、支えながら、また外の世界に戻れる具体的な手助けをしてあげた方が良いのではないだろか?

 

 

そうでないと…

患者同士が、お互いの心の傷を舐め合うだけの『自己満足』集団になってしまう。

 

組織の規模も大きいのだから、患者や健常者に与える影響も大きいはず。

 

 

是非、頑張り抜いて頂きたいと私は思う…

 

 

そして中高年の引きこもりの人……

 

 

     島猫氏の言う様に外に出ようよ

 

 

   

    親に頼れる時間は間もなく終わる