死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

『仕方ない』『どうしようもない』と言うけれど…それでいいの?

 

仕方ない……

どうしようもない……

 

最近、メディアにこの文字が散見してる

 

 

 

この言葉…私も使うけど

ハッキリ言って好きでは無い

 

 

何故なら…ある場面においては

 

『人の思考を停止させる同調圧力の極み』

としか思えないから

 

 

 

この言葉は…

事象に対して失敗した時、失敗した結果に無理やり整合性を持たせる

 

 

結果に関わらず、感情を納得させる時に使われる事が殆ど。

 

 

 

ごく一般的に言われる様な些細な事なら、事が早く進むので問題は無いけれど…

 

 

事が重要な場合などに使われ、社会世論が形成されると、凄い違和感を感じる

 

 

例えば……

 

野田市教育委員会児童相談所の対応。忙し過ぎるし、捜査権が無いから仕方ないとか……

結局、職員の懲戒処分だけで何も改善などされないまま忘れられていく

 

 

 

さらに大津市の交通事故。

 

 

誰が悪い、誰が悪くない……

避けようがない

どうしようもない……

 

レイモンド淡海保育園は悪くない

引率の保育士は悪くない、

端に寄って信号待ちしていた

子供達をかばって車道側を歩いていた。

 

落ち度は保育園にも保育士にも全く無い

避けようがない……仕方ない

 

 

どうしようもない……

 

そして……

いつもいつも子供達の為にありがとう……

保育園や保育士への励ましのメッセージ

 

 

こんな判官びいきな世論が出来て…

 

 

死んだ子供の親は

言いたい事を言えたのだろうか…?

 

 

 

当社にとってレイモンド淡海保育園の事故は他人事では無い。

 

 

亡くなった子供達と同じ年齢の

留守番の子供達を連れて散歩に行くからだ

 

 

様々な危険な事がある

 

だから最初はガードレールがある歩道を……

 

 

でも2年前からは、車の少ない路地を100メートルくらい歩いて、ある会社の空き地を借りて遊ばせてる。

 

 

 

会議の度に何度も道を検討し変更し……

 

『車がいるから惹かれるのだ』と考え方を改めた

 

事故にあうのが嫌だから……

 

 

 

あの保育園が散歩コースに潜む危険をもう少し深く掘り下げていたら………

 

仕方ない、どうしようもない…など言わずに済んだかも知れない。

 

 

 

もし、死んだ子供達の両親が

 

保育園は……

何故、あの道を散歩させるのか?

充分、事故を予見する事は出来たはず。

 

 

保育士は充分職務を果たしていなかったのでは?

果たしていたなら何故、ウチの子が死んだんだ!

 

散歩のさいのマニュアルを守っていたなら、マニュアルが間違ってる

 

マニュアルは保育園が作成し保育士に守らせているもの

 

故に、運転者のみならず、保育園と保育士には事故に対して重大な責任がある!!

 

 

と……もし言ったなら、

世間は両親達にどんな物言いをしたのだろう……

 

 

 

 

世間は、仕方ない…どうしようもないだろう!

と言う『同調圧力』をかける

 

 

 

何故、両親達に『崇高な潔い両親』である事を求めるのだろう

 

 

保育園が定めた幼児の散歩という業務中に起きた事故、しかも怪我人だけてなく、2人も死者を出して……

 

仕方ない、どうにもならない事……この言葉で、保育園や園長、引率の保育士には、最大限の励ましの言葉

 

(あの記者会見はクソ記者だらけのクソ会見だったが…)

 

 

死んだ2人の両親達には

可哀想だけど仕方ないかった…と思え!言え!と言う世論の同調圧力

 


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2人も死んでいるのだよ…

検察は園長や運営者、保育士をきちんと取り調べを行い起訴し

 

 

法治国家らしく

裁判で責任があるのか、ないのか?

公正に判断して貰いたい

 

 

 

そうでなければ……

 

私は『仕方ない』で片づけられる

死んだ子供達と両親達が可哀想でならない