死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

銀の影……我に来たりて洋琴を弾く

 

今日は会社の全休日……

前日のギョウジャニンニクがゴッソリのジンギスカンの食べ過ぎの…

臭すぎぎで、1歩も外に出れない。

 

 

しかも………

 

昨日は早朝から音葬告別式前と

夕方前から某団体でのピアノ鑑賞会のゲスト演奏で

 

『Beethoven』のPiano Sonata

 

『悲愴』『月光』全楽章を弾きまくり…

なんか…手の甲と指が渋く痛い(σω-)。о゚

 

 

ゴールデンウィークで、他のピアニストは遊びに行っていて人手不足。

 

この間、離婚して帰って来てくれたお母さん社員が居なかったら、腕と指がポロンととれたかも…

 

 

 

2人ともBeethovenの「悲愴」全楽章を弾いた。

聞き比べると……

 

 

 

私のは

『夏の夜の猛嵐…沈む船…廃墟から立ち上がる』

 

彼女のは

『真冬の夜の猛吹雪……助けられない病人…消える前のロウソク』

 

 

みたいな…自然現象と死の情景が湧く

 

 

 

この『悲愴』と『月光』は演奏時間が約20分くらいで、式前のハートキャッチ演奏にピッタリで多用され………

ピアノを弾く要員の必須科目

 

 

ウチにある5台のピアノ(中古)のうち…

ヤマハ2台と、弦を切ったベヒシュタインは、鍵盤下の紙を1枚抜いてあり

 

タッチが重く…

私や彼女でも、連続演奏時間はせいぜい1時間しか出来ない。

 

何かに取り憑かれ、記憶が余り残っていない感じになる者でないと、音が出ない……

 

 

ハンマーフェルトも、叩いてスタンダードより柔らかめに……

 

 

 

調律イメージも

私は『擬音』彼女は『抽象感覚』だらけで、凄いイヤな顔するし…

 

だから調律も女の人では腕力、握力がないので難しく、男の調律師を呼んでくる…

 

 

 

特にフォルティシモ

『このタッチが良い!!』と言う人は4人殆どだが……

 

会場全体に音が張り詰め

『擬人化した存在』が居るような感覚になる

 

 

 

ロリポップ常務などは

『なにこの偏屈ピアノ!』『指がもげる!』と文句タラタラ

 

 

 

でも…彼女がスタンダード調律のヤマハで悲愴全楽章を弾くと

 

『ウィーンのライン川の夕日…別れ…過去を想う…』

 

みたいな…

 

洗練された19世紀ヨーロッパの都会的な情景が浮かぶ…

 

 

 

……総務局に戻り…

 

お子ちゃま達に甘栗を剥いてもらい…口に入れてもらいながら、マッサージしてもらっていると……お母さん社員が帰って来て

 

 

『マーちゃん、今日はどこから記憶無いの?』と聞くと……

 

『1楽章すぐのフォルティシモの連続の辺りからよく分からなくなった…ももさんは?』

 

《 早すぎるって…(;¬_¬)…》

 

 

『あたしは…1楽章の中過ぎから何かが来て記憶が殆ど無いよ…』と言うと

 

『ももさん、歳をとったんじゃないの?』

 

と言いやがるが…(`ε´)

 

まぁ……

私も少し大人になったという事だな(´-`).。oO

 

 

 

ある関連性のない別々の二人が……

私と彼女がピアノを弾いている時、

 

…何か銀色っぽいヌメ~っとした糊みたいなのが後ろ全体に貼り付いて……

操っている様に見えたそうだ。


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私が時々復元中に話をする何か?とは違うみたい……

 

 

 

……そして何故か…

 

 

明日は…彼女と私が自ら演奏

   通夜前にショパンの何か?を弾く…


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背中にフランツ・リストショパンでもくっつけば楽で良いのに……

 

 

 

            ………見えない銀の演奏者