死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

『型破り』って一度『型』にきっちりハマって…それを破るから型破りって言うんだよ

 

昨日……

夜にある音楽葬開始前のオーバーチュア(序曲)で弾く『月光(全楽章)』のリハーサル演奏中……

エキサイトして、アップライトピアノの弦を切ってしまい……(アタシのせいか??)

 

『何で月光3楽章で弦を切るわけ?

ベヒシュタインって直ぐチューニングに来ないのに』と…

営業1部長にめっちょこ怒られた…(*_*;

 

 

 

私は彫刻や彫金と同じくらいピアノを弾くのが好きだ。

 

習い始めのころは先生に怒られるから、譜面通り弾いていたけど…今は自分の感情を叩き込む様に弾いている。

 

でもね…きっちり譜面通りにも弾ける。

 

これは『譜面通り弾く』と言う『型』にハマってから、私が好きな感情の抑揚を乗せる弾き方になったって事。

 

 

 

こんな感じで

一度、型にハマって…成長するに従って型が狭くキツくなって型を破って壊す…

 

これが『型破り』って事。

 

 

 

葛飾北斎も最初、狩野派の如く絵画を模写し既存の様々な画法、技法の型にハマり…

それを物足りなく感じて型を破り……自らの技法を確立した。

 

北斎の技法の根底には、狩野派なと様々な技法の土台という『型』がある

 

 

空手や拳法の型は、とっさの時に型通りに体が動く。

型の反復練習は大切な事。

 

エレキギターやベースなんかが上手い人は、好きなギタリストなどのミュージックビデオを何度も見て奏法をコピーする。

ギタリストを型そのものとしてね。

 

 

一昨々日の猫P女史の診察も、

 

時間をかけて患者を診察して病気を見つけるという医者の基本的な型にハマっている

どっかの馬鹿コメ主が『型にハマりたがる』と書いていたけど、まぁ低脳だから仕方ない。

 

 

型っていうのは

『型通りに行えば、誰でも型通りの成果が得られる』

つまりスタンダード

 

 

これらの事が上手くいかない人は、それぞれの『型』に忠実にハマっていない。

 

良い例が営業。

生命保険の成績が良いセールスや、マルチネットワークでダウンを沢山作り儲けているヤツは……

必ず会社から営業して契約が取れる教わった型を忠実に実行している

 

取れないヤツらは、

教わった型から自分が出来る事を取り入れようとかね……

取り入れなかった事にこそ、契約が貰えるキモがあるのに気付かない。

 

 

ウチの四人の営業役員の女の子達が、予定通りの売り上げを普通に取れるのも、

各自が上手くいったトークと、営業のハウツー本5、6冊を皆で読んで

セールスのキモののセールストークを『型』にしてシミュレーションを型通りに出来るまで反復練習するからだ

 

 

昨日…私がピアノの弦を切ったのも…型にハマっていないから。

 

立ち上がって…鍵盤から50センチ上くらいから『死ねやタコ!!』って勢いで鍵盤を叩いたから

 

ベートーヴェンや、弾く左右の手を指定してくるリストでさえ、こんな異常な弾き方はしない様だ………

 

 

 

仕方ないからヤマハの電子ピアノを急遽運んだけど……

弾き安過ぎて物足りない。

 

ウチのベヒシュタインは鍵盤下のフエルトを一枚減らしてあり、

感情を目一杯鍵盤にぶつけないと上手く弾けない…野生動物みたいな調律をしてある。

普通の人では弾けない型破りなピアノ。


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こんな事なら『型通り』に戻そうか…(o_ _)o