死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

平凡な家庭…普通の晩ごはん…小さな仲間達に伝わりゆくもの

 

昨日の夜……

変死体の復元前に総務子会社に晩ごはんを食べに行ったら

 

『モモねぇちゃん~!』と

 

 

お風呂に入ってた幼稚園のお子ちゃま二人(女の子)がパンツ一丁で飛び付いて来た。

 

なんか見た事ある小さいパンツだ…

よく見たら私のパンツ……(;¬_¬)

 

 

 

風呂に入れていたのは保証長で

まだお子ちゃまのパンツが乾いていなかったから、私の衣料箱からパンツ持ってきたそうだ…

 

 

保証長のヤツ……( -_-)o、私が風呂に入れたらヤツの派手なTバックのパンツ履かせてやる…

 

 

 

 

いつもこんな感じで……賑やか。

 

 

 

ここの社長の専務は…明け方遥か前にはお弁当を作る為、子会社に来ているけど

 

昨日はこの時間に珍しく彼女が子会社に居る…

テーブルにおかずを並べ、ジャーを横に置いて、私と保証長にご飯を装ってくれた。

 

 

普通のご飯に…

パックの納豆……

ゴテゴテの関西人の保証長は納豆が大嫌いだ

パンツの仕返しだ、ざまぁみろ…♪(´ε` )

 

 

普通のサバの塩焼き…

ホウレンソウのおひたし…

普通の卵焼き…だし巻きなんかじゃない。

揚げと豆腐のお味噌汁……

 

 

彼女が自分で食材を買ってきた

ボディガード付きで…

 

専務が居る時は必ず彼女がご飯を装う。

 

 

 

私のパンツ履いたお子ちゃま二人は、専務に絡まって先日のフルーチェ食べてる

 

 

彼女は忙しそうにしているけれど、楽しい感じが伝わってくる

今、この時が彼女が一番幸せな時間……

 

 

 

……お子ちゃまはお母さんが一番大好きだけど……

 

 

側にお母さんがいなければ……

自分を好きで居てくれる人の所に行って、

親の嫌がる事を散々やって…お母さんの所に帰って行く。

 

 

 

戻りが遅くて専務の膝で甘えていても…

お母さんが戻って来ればすっ飛んでいく。

 

 

そんな時、彼女は少し寂しそうな顔をする……

 

 

 

 

彼女は昨日書いた女の子殆どでは無いけど、欠損家庭で寂しく育った。

 

 

いつも一人で晩ごはんを食べて、お風呂に入って寝るだけ…

母親も死んで私と同じ孤児ってやつ。

 

 

 

専務の求めているものは

    多分、普通の家庭生活

 

そして彼女の作るご飯は、極々普通の家庭料理…

 

 

 

父親は家族の為に一生懸命働き

母親は家族の為に家事をしてご飯支度

 

そして…家族が揃って今日の出来事をワイワイ楽しく話しながら食卓を囲んでいる

 

昔にあったであろう…そんな平凡な家庭

 

 

 

『歴史は繰り返す』とは言うけれど、繰り返した歴史は似て非なるものだ

 

 

 

専務はそれを分かっているのか

寂しそうな顔…

そう、旅立つ子供を見るような……

 

 

しかし奮い立たせる様に直ぐ父親の顔になり

 

 

一度降ろした肩に深く食い込む重荷を、また背負い直し、私達と一緒に歩き始める

 

 

繰り返した歴史はとても渇き冷たい

それでも歩こうじゃあないか……



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私達の思想の遺伝子を持つ小さな仲間達の為に

 

 

 

 

(私の回想……)