死体を愛する小娘社長の日記

小娘の葬儀社社長の私が、本心だけストレートに書く日記。社会 時事・各種宗教・社会哲学・古典・日々の出来事など

入試頑張って!!この「きゅうだい粥」には…子供達の心がいっぱい込められているんだよ

 

この時期、ウチの直轄子会社は別れと出会いの季節。

 

大学を卒業して地元企業や自治体職員として働く者、通訳者になった者、公務員総合職として働く者……当社に残る者……

旅立つ子と、新しく契約社員として入社してくる学生の女の子が引き継ぎで忙しい。

 

 

この間、現金輸送をやった高3の女の子も『センター試験合格』の報告と入社書類を持って

お母さんと音楽葬告別式と変死体復元所見学の後、夕方に総務子会社にやって来ていた。

 

 

お母さんは、ニャンコがいっぱい居るし、赤ちゃんから小学生まで溢れてる会社を見て唖然としていたそうだ。

 

 

会社の説明と雇用条件や福利厚生の内容の読み合わせが終わり

奥から子供達がヨイショヨイショと大きな鍋をみんなで運んで来て……

 

 

『ゆりねーちゃん、みんなで作った「きゅうだい粥」です。これを食べたら合格します。入試頑張って下さい!』




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って…揃って子供達が言う

 

彼女を喜ばし励ます為だけに一生懸命に作った『及第粥』を持ってきた。

 

及第粥を食べると科挙に合格出来るという言い伝えがある…

 

これは幼稚園受験を心配していた学生お母さん社員と子供の為…

私が大切にしている中華屋さんのお父さんに習って作ったのが始まり。

 

子会社の子供達は、これを食べて幼稚園や小学校に合格した。

 

彼女が来るって聞いた子供達が『作る!』って言って、お母さんにみてもらいながら作った…

  

   子供達の心がいっぱいこもったお粥だ。

 

 

奥のシェルター部屋にある大きなちゃぶ台で、人もニャンコもみんなで晩ごはんを食べる……

 

 

 

彼女が子供達とフルーチェ作っている間、専務と私とお母さんで色々話しが出来た。

 

 

お母さん曰く

サザエさんちびまる子ちゃんを足して二で割ったような』会社で……

『色々な事を皆で分け与え合うんですね』…と

 

専務…凄い嬉しそうな顔してる。

 

フルーチェを持ってきた彼女は少し照れくさそうにしているけど…

 

初めて母親以外からの無償の愛情に触れた。

 

こんな感じで無償の愛情に触れながら、少しずつ『責任』ってものが感覚として湧き上がってくる………

 

時には潰れてしまいそうになるけれど…

受け取った無償の愛情が

地力を湧き上がらせてくれる

 

役員の女の子が必ず通る道だから……

 

お粥を一生懸命作った

子供達の無償の愛情に答えるのだ

 

    彼女には心から頑張って欲しいと思う

 

 

※子会社での…日常…………