『溺れる者は藁をも掴む』
これ…もうじき一生を終わる人の多く…
いや、殆どの人が通る過程。
皆、生き続ける事に必死になるのは当たり前
昨日、生前予約をくれた末期の乳がんのお母さんが亡くなった。
予約をくれた時……
様々な自然療法や言霊やプラス思考を試している時、
厄落としの為だと言って予約してくれた。
最初は異常にテンションが高かったけれど……
手術後、何をやってもダメで結局肺に転移し…
胸水に溺れて溺死してしまった。
このお母さんは私にガンにならないからと、自分が飲んでいる様々な健康食品を勧めるけれど…
結局『死にたくない』と泣き出した。
家族にも言えなかった
健康食品は食事がとれなくなるまで飲み続けていた……
でも、この健康食品がお母さんの余命を縮めたかもしれない。
手術後、お母さんは『体力が無くなる』と言って抗がん剤治療をヤバくなるまで受けなかった。
それは…健康食品のマルチネットワークのディストリビュータにそう言われたり、本にも書いてあったからだ
『腸を綺麗にして免疫力を上げればガンは退治出来る』
『守護霊を信じて……』
と、言われたのもそのまま信じた。
よっぽど不安だったのだろう……
健康食品でガンが治ればホントに医者は要らない。
効果があってもプラセボ効果だけ……
飲むと決めた患者や客の自己責任だとは言えない……
死にたくない人は藁にも縋るからね……
そんな人にどこかから聞いた腸だの免疫力だの…医者でもないのにモノを言うな!
アンタらがもたらすものは…間違いなく人災だ
お母さんの葬儀は受注したけど…
仲良くなったから後ろめたい様な気分
病気になった時は冷静に『医者』だけの話を聞くべきだね……
でないと…すぐに死んじゃうよ。