昨日…久しぶりに『うーたん』の縫いぐるみを抱いた女の子を街中で見かけた。
この縫いぐるみには思い出がある
数年前に施行した女の子も
『うーたん』の縫いぐるみを持っていた
でも…血まみれで…ボロボロのうーたん。
交通事故。
この子が離さなくてそのまま。
時々、強固な死後硬直が死亡直後から始まっている事がある。
多分、この子もそうだ。
硬直がとれて……
私が三分の一を失った顔を、おばあさんから借りた写真で直し……
専務が縫いぐるみを綺麗に洗って傷も縫い合わせた。
お母さんも女の子の翌日の夜に亡くなった……
斎場に棺が二つ並ぶ………
残されたお父さん…
お母さんの棺をのぞき込む男の子…
誰も声など掛けれない
私は僧侶の詠む『白骨の御文章』を聴いて
初めてアタマに来た……
いまだにこの時の葬儀を超える悲しさと重圧を経験した事は無い
この親子とは初七日過ぎからマンションを引き払ったみたいで、連絡が全く取れなくなった…
…安祥に暮らしているのだろうか……