日本では一般的に六曜の『友引』の日に葬儀は行わない。
これは、本来の共に引くが…友を引くに変化してしまい
誰かを道連れにあの世に連れて行かれるかも知れないというワケで葬儀には縁起の悪い日って事になっている。
でもホントに死んでしまう人もいるかも?
それは、人の不幸が大好きな人に……
『そういえば亡くなったあの人、あなたとずーっと一緒に居たがってたよ』と『呪(シュ)』をかけると有り得るかもね…
実際、物理的に友引に葬儀を行わないのは『火葬場』が休みだから。
(都内の一カ所と大阪方面では友引でもやってる)
でも……中には死んだ日が友引だっただけで大騒ぎする人が居る。
これは遺族に対するイジメとマウンテング…
以前、たまたま友引に亡くなった小学1年生の女の子の葬儀を受注施行した時…
女の子の友人のお母さん達集団の一人が故人のお母さんに……
『昔から言われる様に、寂しくて誰かを連れて行く積もりで友引に亡くなったのかな?』
と故人のお母さんと皆の前で面倒向かって言ってた。
ママ友のボスの様で『同調圧力』丸出しで、皆はうなずき、お母さんは黙る…
側にいたバイトの女の子と私にもマル聞こえ。
それに気付いたボスママ友が私達にも同意を求めたので、女の子のお母さんに『友引人形』を勧めた。
『奥様の仰る通り、いにしえから言われる事ですから気を抜いてはいけない
要は連れて行かれる身代わりの人形を入れる事で女の子も寂しい思いをしないで済みます。
この人形は特定の個人の名前を書き込む事で書かれた人の魂を乗せる『依り代』にもなる強力なものだと言われます。
この人形を沢山入れてあげましょうね、お母さん』と私が言うと、ボスママ友の取り巻きママ達は『私は関係ない』と一斉に居なく無って……
バツの悪いボスママ友だけが残って…結局逃げていった。
ホントにクソどもだ。
今でも『友引の迷信』と『友引人形』の風習は残る……
言葉には魂が宿る。それを『言霊』と言うなどと言うインチキ霊能者や占い師には注意が必要だ。
共引を友引に言い換えたのは彼らだからだ。
迷信に巻き込まれて身代わりにされた人形の事を思う人はいない……