私達の総務直轄子会社で働く女の子達は学生結婚が多い。
その旦那の殆どが学生起業者の社長だ。
でもその全ての会社が上手く行っているとは限らない。
これから起業しようとしている人や、起業したけど上手くいかない人に……
『覚悟』などと言う当たり前の精神論などではなく、
テクニックを私達の経験をもとに不定期で記載していく。
今回はキャッシュフロー
昨日の夕方、以前に学生結婚して契約社員だった女の子から『旦那の会社(ICT・IOT関連)の件で相談に乗ってくれないか?』と………
先ほどまで旦那と奥さんと顧問弁護士を含めた私達6人で面会した。
旦那曰く………
『取引先からの代金の入金が遅く、運転費用の現金が足りない。
月末の社員給料が払えないかも知れないから、出資してくれないか?』
との事。
つまり…返す気が無いってワケだか……
持ってこさせた帳簿を見ると……
帳簿黒字だけど、取引先からナメられて入金が遅くキャッシュフローが赤字だった。
その場で現金取引じゃない零細企業やベンチャー企業はこの様な事がよくある。
取引先に逆らうと仕事が来なくなり干される。
私と後輩社長がまだ他の葬儀社から納棺の仕事をもらっていた時にもよく起こった。
皆さんご存じの様に、キャッシュフローは現金の出入りの事。
これが赤字だと運転費用や月末支払いとかに非常に支障がでるのは当たり前。
私達は『仕事や代金が欲しけはヤラせろ』と言われ干されたので、葬儀を直接受注する様になり
ヤラセロと抜かした葬儀社社長は私達が徹底的にイジメ抜いて楽しく自殺させたと言って過言ではない
末端のお客(一般人)に直接販売してその場で代金を受け取る商売でないかぎりこの様な事は幾らでも起きる。
特に起業したばかりのベンチャー企業は仕事が欲しくて仕方ないからどんな会社とでも取引してしまう。
最初は月末日や30日後支払いとかなのだけど、だんだん支払い期日の延長を迫られる。
それに我慢出来なくなり反発すると……
過去の小さな問題を持ち出され取引を停止すると脅されて……3ヶ月後とか90日後にされてしまう。
最悪の場合……変なクレームを付けられて代金を支払わなくなる
すると当然、運転費用がショートして会社が立ち行かなくなる………
こうなる前に……
売り掛け補償金を預かるのは有効だ。
2回目以降の取引の場合で支払い期日の延長を迫られたら『売り掛け補償金』を預かり、その売り掛け補償金の中で取引を行う。
支払い期日を伸ばす経営者は
かなりやり手でずる賢い経営者で、
なかなか言い出せないけれども、社員に給料を払えなくなるよりはマシ
でも当たり前なのだけど中々出来ない事だ……
売り掛けを行う会社の起業する時、代金を如何に早く回収するのか?
回収出来ない場合の保険としての第2案、第3案を考えていないと失敗する。
直ぐに動かせる現金が手元にある事が大切なのだ。
契約社員の旦那の会社には……
営業二部長が経営顧問として就任し、あらゆる決済は当社の許可が必要にする事を条件に、返済期日を定めずに無利息で1500万円貸す事にした……(給料不足は7人分170万円)
ここでもこの旦那は大きなミスを犯している…
返済期日の指定がない場合、私達が今すぐ返済しろと言うとその場で返却しなければならないのを知らない……
多分、担保のマンションは私達の物になる……
私達はそんなに甘くはないからだ
貴方の会社……いや、貴方は今すぐ自由に使えるお金は幾らありますか?
決算書の損益計算書に記載されている売上高、純利益等などなんの意味もないのですよ