最近、日大アメフト部の悪質タックル問題が騒がれている
日大の監督の会見が遅そ過ぎると言うのが世間一般の意見だ。
でも……私が日大の学長か理事ならば
絶対に問題発生後すぐにマスコミの前には出さない
ましてや会見などもってのほかだ。
まずは組織防衛を図る
話題だけには敏感なワイドショーなどで、様々な評論家やコメンテーターが偉そうに
『被害者に対して真摯に対応しろ!』
『すぐに直ぐに姿を現し、謝罪して然るべきだ』
と、当社子会社にお母さんと一緒にやって来る幼稚園児でも言えるテンプレート発言していて蕁麻疹が出そうになる。
まぁ、彼らには『同調圧力』がかかっているから仕方ないけど……
物事には必ず順序がある
順序を間違えると二度と立ち上がれない損失を生む事だってある。
今回の会見の遅れは…
日大の広報部と顧問弁護士が事故発生直後から部員や、あの頭の悪そうな監督を掌握し発言に管制を敷いている。
これは日大広報部の全員に
『組織防衛』の意識が働いたからだ。
先頃『相撲協会』でも同じ事があって
組織防衛を行い、脳みそが筋肉で出来ている人間の自分の立場を守る稚拙な行いに呆れ返った…
日大も当然、彼ら個人の立場を守るのが初期目的ではあったが………
相撲協会とはワケが違う。
大学には当然学生が大勢いて
就職活動を行っている学生もいるワケで……
あの監督を直ぐに世間一般に出すと……
舞い上がってしまい不明瞭な発言、大学のイメージが悪くなってしまう発言をする可能性が高い。
しかも、受験者数が減る可能性も無きにしもあらずだ。
学生が就職活動で内定をもらえない可能性もある。
だから…私なら試合後直ぐに監督と選手、部活動関係者にかん口令を出して余計な事を発言出来ない様にする。
大学に戻ったら監督と当該選手を尋問して事実が把握できるまでの間、とりあえずお茶を濁す様な謝罪文章を被害者側に渡す。
当然、監督に会見を開かさなければ収まりが付かないから、
答え方を弁護士にレクチャーとシミュレーションさせて大丈夫になったら会見を開き
『全責任は監督の私にある』
とピンクのネクタイをさせてから、練り上げた発言させる。
すると世間はネクタイの色も相まって監督が非常識な人間というイメージを持つ。
更に加害者学生にも会見を開かせ、殆ど事実を話させて、
大学側にある監督の任命責任や大学の姿勢から目を離させる。
マスコミは『反省している学生』には強く追求する事は出来ない。
やり過ぎるとマスコミの印象が悪くなるという恐れと『余計な事を聴き過ぎるな』という判官びいき的な同調圧力がかかる。
『日大本体への影響を最低限にする』
今回の事の処理は
今の所日大広報部の思惑通りに進んでいる様だ。
『原始経典 中部経典六三経』に
良い例がある。
マールンキャープッタよ、たとえばある人が毒を厚く塗った矢で射られたとしよう。
かれの友人や親戚の者たちが、医者に手当てをさせようとしたとしよう。
もし かれが『 私を射た者がクシャトリヤ階級の者か、バラモン階級のものか
ヴァイシャ階級の者かが知られないうちは、私はこの矢を抜かない 』と言ったら
また、もしかれが『 私を射た者の名前は これこれであり、姓はこれこれであると知られないうちは、私はこの矢を抜かない 』
と言ったら
その者はそれを知らないうちに死んでしまうであろう。
釈迦『毒矢の例え』
会社でもクラブでも……
組織に問題が発生した時に
だれが反則をやらせているのか?
誰に責任があるのか?
など……犯人捜しや、今、議論など必要のない事に時間や人手をかけてる暇があるなら、
直ぐ毒薬を抜いて回復させる方法を考え実行しなければ
人も組織も死んでしまう。
特に小さな会社ほど小回りが効かず、大企業殆ど量的効果もない、従業員が50人以上100人以下の会社や
起業したての事業主は一刻を争う
具体案や内容のない会議などやってる暇なとないのですよ