今週のお題「自己紹介」私の会社の事。
当社には…
生きてるニャンコ4匹
文鳥1羽
そして…
死んで『ニャンコ大明神』になった1匹。
彼が当社に住み着いた最初の一匹。
今年の1月の中頃、
夜、私が本部で復元施行の休憩していたら
ウチの常務の女の子が
車に轢かれて死んでいたニャンコを
自分のコートに包んで血まみれになって連れてきた。
『まさか…アンタが轢いたの?』
と思ったけど、
かなり冷たくなって腰から下がペッチャンコ…
お腹の中のナニも出ていて…
彼女曰く…みんな見て見ぬ振りして通り過ぎて行くから可哀想で連れてきた。
しかも街の外れから…
私も震災での放置されガラスに啄まれていたペット達を思い出し…
孤独死で半ミイラになってるばあちゃんの復元を放り投げて…
ニャンコの潰れたお腹を何とか元通りにして
表情も直しキレイにした。
その場に居た役員の女の子と学生社員の子で
赤ちゃん用のバスケットタイプの棺に納め、ドライアイスとお花とお水、コンビニで買ってきた猫缶を開けて中に納めた。
たまたま土曜日だった為、月曜日に市役所に引き取ってもらう事にした。
翌日、別の復元所から戻ると…
ドライアイスが、バスケットの花、猫缶がちゃんと交換されていて
更に新しく猫の玩具が大量に入っていた。
話を聞いた子達がみんなでお世話をしたみたい。
そして月曜日…
昼過ぎに本部施行室に行ったら、駐車場に見慣れぬワゴン車が止まっていて、
中に入るとペットの葬儀社(=^..^=)ミャーが
いた( ̄△ ̄)
『やっぱりただ役所に渡すのは、どんな扱い方されるか判らないから可哀想。なのでペットの葬儀屋さん呼んじゃった~(^^)/』
との事。
なんと言うか…
いつもとやっている事か反対で変な気分になったね…
移動火葬車で火葬も終わり…
骨壺が可愛くない!とみんなが騒いで…
招きネコの貯金箱に遺骨を納め直した。
以来…みんなが服を着せたり、アクセサリーを掛けたり付けたり…
いつの間にかにニャンコ大明神と呼ばれて、みんなの机上のど真ん中に鎮座している。
キツネと王子さまがこんな話をしている
「めんどうみた相手には、
君はいつまでも責任があるんだ」
「飼いならしたものには、いつも、
きみは責任がある。
きみは、きみのバラの花に責任がある」
「一度、誰かを飼いならしたら、
いつまでもその人との関係を
大切にしなくちゃね。」
『仲良くなったら』を『飼いならす』と表現している。
これは自然に仲良くなったのではなく
関わりあって、関係を維持する為に努力すると言う事。
常務が大明神ニャンコを連れてきて…
私や職員が関係性をより深めた。
私を始め、当社の職員は
『死を迎えた者』と
強い関係性を持つ。
だからこそ死者が万感の想いで
この世界からかの世界に向かえる様な葬儀を執り行うのは
私達 葬儀社の義務だ。