「蜘蛛の糸」と云うお話がある。
釈迦が呑気に散歩中… ♪(´ε` )
蓮池を覗くと、地獄でカンダタ(犍陀多)が他の罪人達と苦しんでいる。
それを見た釈迦は、彼が生きていた時に「蜘蛛」を助けた唯一の善行を思い出し、
…………そんな話し
昨日は月一の全体会議
可哀想な連結子会社の管理職は…
自分の娘達みたいな総務局のねーちゃん達の徹底的な理詰めのイジメ…
敬語での怒号と罵声に「死ねば?」と恫喝までされた
総務局のおねーちゃん方々は、私同様、頭の回転が鈍い馬鹿オヤジが大嫌いで、オヤジはうつ病を発症する会議だけど
終了後、私と後輩社長から5万円のご苦労さん手当てを、その場でもらえると云う……
ワケが判らなくなる会議だ
その会議中……
毎回、うつ病発症に至るトドメの一言を放つ保証局長が、段ボールを大切そうに抱いて、中に話しかけていた
保証局長の当社第4ラボ斎場は、里山近郊と云う立地柄…様々な野生動物がやってくる。
彼女はそんな彼らと中が良い
昨日の段ボールの中にはこの記事のお土産を持ってやって来るニャンコが
フニャ~ッと入ってる
数日前……
第4ラボの窓際で、ニャンコ達?の喧嘩があって、声を聞いた保証局長が慌てて外に出ると、いつものお土産が落ちている……
その翌々日、彼女の随行秘書が窓際にいるいつものニャンコを発見
ニャンコは怪我をして、具合悪そうに全体の毛が膨らんでいたそうだ
局長が毛布を引いた段ボール箱を持って「おいで」と必死にお願いすると…
びっこ引きながら段ボールに入ってくれた
口にはモグラのお土産を咥えていた
私達は、私達を頼って来た動物の期待を絶対裏切らない
ニャンコは後ろ足の裏の傷口が化膿し、敗血症と腎障害が出ていたが
カネと
毎月の動物達の検診契約にモノを言わせ…
若い獣医を監視付きで36時間程交代、缶詰めにし抗生物質を投与
局長は、義理を忘れない彼を「石松」ちゃんと名づける
石松ちゃんは、
熱も下がり腎機能もゆっくり回復…
保証局長は、私が進呈したノエちゃん隠しバックにタマちゃんを入れ…
足の裏の傷口がまだ痛い石松ちゃんを、段ボール箱に入れ、肌身離さず世話をしていた。
別格のタマちゃんも……
神格のノエルちゃんも……石松ちゃんを喜んで受け入れている
私達は特別な「絆」で結ばれている
………………さて…地獄では
ところが途中で疲れてふと下を見下ろすと、数多の罪人が登って来る
無慈悲に自分だけ助かろうとし、結局元の地獄へ堕ちてしまったカンダタを浅ましく思ったのか、
それを見ていた釈迦は悲しそうな顔をして蓮池から立ち去った。
「蜘蛛の糸」は何故切れたのだろう
釈迦は落ちたカンダタをもう一度、助け無かったのだろう
釈迦が垂らしている糸は、何人でも天界まで登れる不思議な蜘蛛の糸。
釈迦がカンダタに呆れて切ったのだろうか?
糸はカンダタ自身が切った
でも彼の無慈悲さが切ったわけじゃあない。
カンダタはたまたま悪人で、たまたま無慈悲だっただけ
彼の…強硬な頑固さが、釈迦の慈愛よりも強かったから切れた。
我が家族…
森の石松ちゃんも然り
彼はタマちゃんや局長と仲良しだけど、何故だか頑なにラボに入らない
でも、命の糸が切れ欠けた時
頑固さを棄て…局長の心からの「命の慈愛」を受け入れだ
棄てたおかげで局長の背後にある大いなる「愛」に触れる事が出来、命の炎に強さが蘇った
頑固さを棄てず、人生をぼうにする人々は大勢いる。
終わらせる事で全ての苦しみや悩みからは絶対に解放されない。
苦しみや悩みが無ければ
生きていたかったはずだからね…………
…………今日は会社の全休日
保証局長から
今日も石松ちゃん、座ってウンチとオシッコ出来たとメールが入っている。
とっても嬉しそうなのが私に伝わる
さあみんな……
朝ご飯を食べたら何して遊ぶ?